複は敗退も単は好調の2人が勝ち進む!

[卓球部]全日本卓球選手権3日目
 平成21年度全日本卓球選手権3日目が1月14日、東京体育館で行われた。結果は以下の通り。


昨年からの好調を維持し、3回戦に進出した高羽=東京体育館で(山田遼太郎撮影)


安定した戦いで3回戦に駒を進めた吉田(橋本圭史撮影)


駒大生として最後の全日本となった桑原勇


<男子ダブルス2回戦>
●宮澤 淳(心3)、山田 斉(筑波大)1―3大橋勇也(法大)、中本敦雄(日大)○
●北條徹弥(法2)、小原強太(専大)2―3伊藤 健、長尾景介(静岡学園高)○
●高羽卓哉(営2)、盛田曜介(政2)1―3御内健太郎、矢野敬之(早大)○

<男子シングルス1回戦>
●濱口拓馬(経1)1―3安藤康寛(愛工大)○
○桑原勇希(営4)3―2今井祐記(YKK)●
●宮澤 淳0―3鈴木秀一(日大)○
○高羽卓哉3―1大田耕平(埼工大)●
●渡井伯和(経3)2―3大谷準也(松戸市役所)○
○吉田広平(政3)3―1吉開貴昭(柳川高)●
●橋爪克弥(営2)2―3石田大輔(ミズノ)○

<男子シングルス2回戦>
●桑原勇希2―3有田洋已(近畿大)○
○高羽卓哉3―1橋本兼英(住友金属物流)●
○吉田広平3―1中尾泰朗(福井商業高)●

 男子シングルス、初戦を突破したのは桑原勇、高羽、吉田の3人。迎えた2回戦、桑原はフルセットまでもつれるが、確実に点を重ねリードする。しかし、相手の激しい猛追で逆転を許すと、流れを取り戻す事が出来ず、惨敗した。高羽、吉田は1セット目を落とすが、その後は試合を優位に進める。最後まで主導権を握り続け、3回戦へと駒を進めた。一方、男子ダブルス2回戦に出場した3組は接戦に持ち込むが、要所で失点を重ね敗退。ダブルスの全日程を終えた。

◆富岡成一監督
「高羽と(吉田)広平が残れたのは良かった。高羽は緩急があるし、色々なボールを出せてる。良い試合が出来てる。広平は気持ちがしっかりしてきた。ただ、明日が勝負。自分の卓球が出来るかだと思う。(ダブルスは)すぐ負けちゃったから。高羽、盛田は早稲田に勝って欲しかった。(チームの課題は)嫌らしさが欲しい。単調な攻めだと、すぐつかまるから」

◆渡井伯和主将
「いつもより良いプレーは出せたけど、リードしたときに突き放せなかったのはもったいない。(タイムの時監督からは)クロスで勝負出来てるから、逃げずに勝負しろと。負けたけど、収穫があって自信になった。(チームは)シングルス2人が明日につながって良かった。強い相手とあたる事になるけど、2人が練習を良く生かせてるから勝ち負け関係なく練習通りやって欲しい。2人がプレイで見せてくれると、応援で来てる人の自信にもつながる。ぜひみんなのために頑張って欲しい」

◆桑原勇希前主将
「今日は痛かった。1本返したかった。練習は試合前にちょこっとやるくらい。(引退してチームを外から見ると)もっと、自分もこうしとけばよかったなって思う事がある。後輩たちが羨ましい。良い新入生も入るし、成長してる選手もいる。吉田、高羽は最近調子がいいみたいで。高羽は元からセンスはあったけど、今までと違い、自信をもって攻撃してる。期待の持てるチームになると思う」

◆吉田広平
「対戦相手の2人が苦手の左利きだったけど、練習から対策はしてたんで上手くいった。(今大会は)全日本は日本で1番大きな大会。高校の頃から今まで1回も勝てなかった。今日勝てて良かった。(チームは)大きな大会なんで勝ち残るのは難しいけど、残った人数が少ないと思う。次の東京選手権までに頑張らなきゃいけない。(明日は)調子は良いんで、勝てるように頑張りたい」

◆高羽卓哉
「ダブルスは朝が早かったんでアップ不足もある。あと、もう少し戦術を考えれば勝てたかなと盛田と話した。(課題は)下がらずに前でプレーすること。(シングルスは)社会人が相手だったけど、自分のやりやすいスタイルだったんで、戦術も含めて良かったと思う。(明日は)高校生が相手だけど強いんで、勢いで勝ちにいきたい」

なお、15日は男子シングルス3~4回戦が東京体育館で行われる。

■会場へのアクセス
都営地下鉄大江戸線「国立競技場」A4出口より徒歩1分、総武線「千駄ヶ谷」下車徒歩1分

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