2部残留も、千葉がハーフ優勝

[陸上競技部]第89回関東学生陸上競技対校選手権大会4日目
 第89回関東学生陸上競技対校選手権大会4日目が5月23日、国立霞ヶ丘競技場で行われた。駒大からはハーフマラソン決勝、5000m決勝の2種目に3名ずつ出場。


積極的にレースを進める(左から)井上、千葉、飯田=神宮外苑周回コースで(古屋久恵撮影)


油布を抜き、トップの選手に迫る#19撹上=国立霞ヶ丘競技場で(上田将大撮影)

 雨が降る中行われたハーフマラソン。中盤まで3人そろって先頭集団を走る。16kmを過ぎ、飯田、井上が順位を下げる中、千葉はトップを維持。併走していた木下(東農大)を振り切り、ラストは独走状態で優勝を果たした。
 5000mはスタートから油布がトップに飛び出すが、4周を過ぎペースダウン。トップが拓大の外国人勢に変わるが、撹上が懸命に後を追う。3位争いがデッドヒートする中、残り600mで出口(日体大)のラストスパートに敗れるものの、4位でフィニッシュ。結果、総合30点で2部残留が決まった。結果は以下の通り(上位3名と駒大のみ)。※駒大は2部校

ハーフマラソン決勝>
1位 千葉健太(経2) 1:04:42
2位 木下潤哉(東農大) 1:04:51
3位 小林光二(中央学大) 1:05:10
8位 井上翔太(G3) 1:05:25
11位 飯田明憲(経4) 1:05:39

<5000m決勝>
1位 ダンカン・モゼ(拓大) 13:41:08
2位 ジョン・マイナ(拓大) 13:41:17
3位 出口和也(日体大) 13:49:84
4位 撹上宏光(経2) 13:52:57
8位 油布郁人(営1) 13:56:17
17位 郡司貴大(市1) 14:19:10

<2部校総合順位>
優勝 日体大 206.5点
2位 大東大 64点
3位 学芸大 57.5点
7位 駒 大 30点
※上位2校が1部に昇格

大八木弘明監督
「(ハーフは)千葉はよくやった。これで自信がつけたと思う。(上級生は)もう少し結果を期待していたが、積極性が足りないというか不安がレースで出て自重してしまった。(5000mは)油布が我慢できなかった。レースを多くやりすぎたのもあるし、まだまだ1年生の力。撹上は1万mに比べよく走った方。(関東インカレを終え)納得できる選手もいたけどそうでない選手の方が多かった。(秋に向け)夏合宿などで体づくり、走り込みをして秋に向けてもう一回しっかりやっていきたい」

◆飯田明徳
「情けない。上級生として、キャプテンとして得点も取れていないので反省。(今回が)初めての関カレであり、最後の関カレでもあるので、キャプテンとしてとにかく得点を取ってチームのためになりたかった。(今後に向け)体を作り直して、夏合宿で夏明けまで力をつけ、秋に結果を出したい」

井上翔太
「(8位という結果は)全然ダメ。上級生がこんなんで情けない。千葉が1番になったのは、チームとしては嬉しいが、個人的には悔しい。(今後に向け)関カレでこの結果なので、反省して夏の走り込みで体を作っていく。とりあえず、今日はダメ。今後の体作りが課題」

◆千葉健太
「(優勝は)狙っていった。1位を取れたからよかった。(長距離は久々だったが)初のハーフマラソンで不安はあったけど、自信を持って走れた。(最初に仕掛けたのは)13kmくらいから。相手が離れていったので、そのまま行けた。(今後に向け)しっかり駅伝に向けて頑張っていきたい」

◆撹上宏光
「(13分台を)もう1回出せてよかった。先週の1万mは納得がいかなく、最低でも表彰台に立ちたかった。ホッとはできない結果。監督からはもっとスタミナをつけるよう言われた。自分でもスタミナがないと実感した。(今後に向け)駅伝に向けてしっかり走ってチームを引っ張りたい」

◆油布郁人
「1番を狙っていたがダメだった。(連戦の影響は)ない。疲労も抜けていたので、ただ単に自分の力不足。(日本選手権では)日本のトップの舞台なので、精一杯食らいついて、1つでも多く吸収できることはしたい。(今後に向け)課題は持久力不足。夏合宿でいかに走り込めるかが大事」

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