4年生トリオ奮闘も、悔しい準優勝

[空手道部]第46回東日本大学空手道選手権大会(女子)
 第46回東日本大学空手道選手権大会が5月23日(日)、いしかわ総合スポーツセンターで行われた。組手は2分6ポイント先取制のトーナメント方式となる。


主将として健闘した成岡=いしかわ総合スポーツセンターで(酒井辰弘撮影)


悔しさが表情ににじみ出る選手たち

果は以下の通り。

【女子団体 組手決勝】
帝京大2―0駒 大
先鋒●小久保楓(地4)5―6染谷
中堅●川島 岬(国4)4―5五明
大将△成岡葉子(社4)2―2小林

 初戦から安定した試合を見せ、順調に駒を進める。迎えた帝京大との決勝戦、先鋒・小久保は相手と接戦を繰り広げるが、僅差で落とす。中堅・川島は次々に上段突きを決めリードするが、終了11秒前に相手に中段の技ありを決められ逆転される。この時点で試合の負けが決まったが、大将・成岡は相手と互角の戦いを見せ引き分けに。昨年と同じく準優勝という結果を残した。

◆大石武士師範
「前に行けた時は勝って下がったら負ける、負けパターン。(今季課題の精神面は)まだまだダメ。(男子の)明大戦はよかった、気持ちが負けてなかった。(今日は)女子は残念だった。勝ち目はあったから。攻撃と防御のバランスが悪いということ。男子も安定感が出てきて収穫はあるし、マイナス材料ばかりではない。(今後は)優勝あるのみ」

◆大石智子コーチ
「技術はうちが上だと感じた。だからもったいない。(敗因は)焦りとか慌てから組手が雑になってしまったこと。でも十分勝機はある。(4年生に対しては)3種3用でチームの柱としてきちんとできている。それぞれの役割をしっかりこなしてくれているし。(結果に対しては)悔しい。なんとなく前向きな気分もあるけど。でも次は大丈夫。今後もどんどんタイトルは取っていきたい」

◆成岡葉子
「このチームで初めての試合だったので、負けられないという気持ちが強かった。決勝では自分の番の前に敗退は決まっていたが、モチベーションを落とすことなく自分の空手をした。今日の相手には、今まで6対0で負けたりしていたが研究をしていたので充分やれた。その分引き分けてしまったのが悔しい。(次戦までの課題は)出場する選手、しない選手関係なくが全員が気持ちの入った稽古を続けて、全員の良いモチベーションを保ったまま試合に望みたい」

◆小久保楓
「(今日は)同期3人で試合に出れたのは嬉しかったけど、自分が足を引っ張ってしまったのでチームに申し訳ない。(決勝は)相手はもっと見合って間が長いかなと構えていたら、すぐ攻めてきたので最初はペースが掴めなかった。(一時逆転した時は)どこかで気持ちが焦り、早くポイントを取ろうとして落ち着いていなかった。(同点の時は)勝たなきゃとは思っていたけど気持ちが攻められなくて負けてしまった。(次の個人戦は)少しでも上を目指して稽古から頑張っていきたい」

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