形3連覇も、組手は勝ち切れず3位

[空手道部]内閣総理大臣杯第53回全国空手道選手権大会
 内閣総理大臣杯第53回全国空手道選手権大会が6月26日、東京体育館で行われた。形はポイント制で各ブロック上位4チームずつ計8チームが順位決定戦に進む。


初陣を成功させた女子形=東京体育館で(東山拓海撮影)


先鋒に入り勢いを与えた成岡

手は2分2ポイント先取制のトーナメント方式。結果は以下の通り。

団体戦 女子 形の部】
優勝
深作世理乃(G3)
宮崎絢子(商1)
堀内麻子(G1)

団体戦 女子 組手の部】
第3位
☆駒大3-0大正大
先鋒○成岡葉子(社4)4―0中谷
中堅○小久保楓(地4)4―0高谷
大将○川島 岬(国4)4―0武田

 3連覇がかかっていた団体形。演目は「五十四歩小」。深作以外新入生であり、昨年とメンバーが変わったが抜群のチームワークで決勝に駒を進める。決勝では37,3点と青学にわずか0,1点差で勝利し、見事3連覇を飾った。
 団体組手は準決勝まで無類の強さを誇っていたが大将戦で破れ3位決定戦へ回った。相手は何度も対戦している大正大であったが、先鋒の成岡をはじめとした4年生トリオが快勝し、3位入賞を果たした。

◆大石武士師範
「今日は全体的によくなかった。引き締めないといけない。形は頑張った。メンバー(3人中)2人が1年生だから危ないと思ってたけど、1年生2人がよくついていった。組手は勝てた試合を落とした。かわいそう。あのような試合では責められない」

◆大石智子コーチ
「内容は負けてない。でも個人でつめていかなければいけない所が明らかになったのは収穫。形は思いきってやっていた。もっとのびる部分があるから今のレベルが最高だと思わずにもっと自主的に稽古をしてほしい。(課題は)残心ー1本突いてもまた次という風に気持ちを切らさないこと。あとはどんな相手・状況であっても安定した軸をしっかり持ってほしい。一貫した軸を作ることが課題」

◆深作世理乃
「去年とは違う1年生二人と自分という新しいメンバーだったので不安だったが、今日の練習で3人とも調子が良く、息も合っていたので優勝できたのかなと思う。3連覇もかかっていたので、連覇を続けなくてはいけないという気持ちと、新しいメンバーで挑んだので新しい気持ちで臨んだ。今後、関東大会に向けてメンバーも変わる可能性があるので、もっと一人一人がいい型にできるようにしなくてはいけない」
 
◆成岡葉子
「優勝することしか頭になかったから悔しい。技術は負けてないので、勝つという気持ちが向こうの方が上回ったのだろう。前期はこれで終わりだが、全日本に向けて稽古を継続してやっていく」

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