プロ相手に奮闘も…2回戦で姿消す

[サッカー部]第90回天皇杯サッカー選手権大会2回戦対FC東京戦
 第90回天皇杯サッカー選手権大会2回戦対FC東京戦が9月5日、味の素スタジアムで行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。


試合終了後に肩を落とす選手ら=味の素スタジアムで(白瀬忠意撮影)


2失点も、多くのピンチを防いだGKの岡


得意のドリブルで相手DFを翻弄した湯澤


駒大0―2FC東京☆
(0-0)
(0-2)
【得点者】()はアシスト
58分:[F]松下
73分:[F]平山(羽生)
【メンバー】
GK岡 大生[4]
DF酒井隆介[4]、亀井秀将[4]、林堂 眞[3]、濱田 宙[3]
MF金 正也[4]、碓井鉄平[1](→79分砂川大志[3])、田中信也[4](→58分湯澤洋介[2])、金久保 彩[4]
FW棗 佑喜[4]、山本大貴[1](→74分大塚涼太[4])
【SUB】
GK井指隆範[4]
DF田中雄一[1]、三宅 徹[3]
FW肝付将臣[3]
※[]内数字は学年

 天皇杯2回戦はJ1のFC東京と対戦。前半からボールを支配される苦しい展開も、GK岡をはじめとする守備陣の奮闘もあり無失点で前半を折り返す。しかし後半は序盤から、相手の二人の交代選手を中心とした激しい攻撃の前に防戦一方となり、迎えた58分、FKを直接決められ先制を許すと、続く73分にも追加点を奪われ万事休す。プロ相手に2失点に抑える敢闘を見せたものの、力及ばず駒大の天皇杯の挑戦は2回戦で幕を閉じた。

◆秋田浩一監督
「実力的にこの結果になった。自分たちのコンセプトをもう少しできれば良かったかなと思う。前半はできていたが、後半相手が2人代えてきて、うちの選手が高さで勝てなくなったことと、ボールを動かされながら前に長い距離を走られてしまったので、今までとは違うぞ、どうしようという中でやられてしまった。後半の対策については、スペースを作られたりずらされて、空いたところを使われてしまう。人間が変わってプレーの質が変わったことで、そういうことに対処できなかったのかなと思う」

◆金 正也主将(法4)
「普通にやったら勝てない相手だったので、もっと徹底して自分たちのサッカーをやれば、相手も嫌がっていただろうし、ヘディングして競ってというのが継続して続けることができなかったというのが、チャンスもできなかったしリズムを作れなかった。この負けを良い経験にして、チーム一丸となって一つの方向を向いて、全員で駒大サッカーを出来るように練習から意識して、チャレンジャーというつもりでやりたい」

◆岡 大生(商4)
「相手は皆パス回しとかがうまかった。前半も0―0だったし、すごいやられたって言うわけではなかった。でもその中でプロは少しのチャンスでも点を取ってくる強さがあった。正直勝ちたいなと言うのはあったが、後半のFKで点を取られるって言う自分の甘さもあるし、2点目も自分が止めていればとは思う。個人での課題は、チームが勝つことを第一に優先して、それに貢献するために自分ができることはやっぱり失点しないと言うことだと思うので、チームが勝てるように自分がプレーできればと思う」

酒井隆介(歴4)
「(プロとの勝負で感じたことは)やっぱり、細かいところのうまさと言うか、最後の技術、パスの正確性とか僕も最後羽生と1対1とかになって、体入れて抜けたと思っても足出てきたり、やっぱりそういう最後の部分でのうまい、強いというところが差だった。武器である攻撃参加については、最初のクロスは良かった。シュートも打ったが、もう一歩前に進めた。そういう細かいところをこれから突き詰めていかないと上でもやっていけないし、この先リーグ戦でもつながっていかないと思う」

◆棗 佑喜(経4)
「みんなの意識と駒大のコンセプトがもっとしっかり出来れば良かった。相手がプロだったが、監督からは特に特別な指示はなく、駒大のサッカーをやろうというだけだった。厳しい試合だったが、FWとして競り勝つということと、裏へ抜けるという自分に与えられた事をやろうとは心がけていた。今は気持ちを切り替えて、リーグ戦を取る事をみんな目標にしているので、それに向けて頑張りたい」

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