決勝進出!林田、越川優勝へ王手

[ボクシング部]ゆめ半島千葉国体・成年男子ボクシング競技4日目
 ゆめ半島千葉国体・成年男子ボクシング競技4日目が10月3日、鴨川市総合運動施設文化体育館で行われた。結果は以下の通り。


苦しみながらも、決勝戦に進出した越川=鴨川市総合運動施設文化体育館で(筒井瑞稀撮影撮影)


連覇に王手をかけた林田


格上相手にアッパーを放つ濱崎


ライトフライ級
林田太郎(経3)○ポイント●門前晴信(熊本)

ライトウェルター級
越川孝紀(経2)○ポイント●服部聖志(愛知)

【ミドル級】
濱崎良太(禅2)●ポイント○村田諒太(京都)

 ライトフライ級・林田は1Rで右ボディ、左フックを中心に攻め、右ストレートでダウンを奪う。その後は相手に合わせ、ワンツーで攻撃を仕掛ける。3Rで、押されそうになるが、左ボディで巻き返し、勝利を挙げた。ライトウェルター級・越川は、開始直後からお互い一歩も引かず、乱打戦を繰り広げる。途中、苦しい展開になるが、左からのワンツーを中心に攻め込み、強い気持ちで勝利をもぎ取った。ミドル級・濱崎は格上の相手に対し、前半から攻めるが、ボディ、右ストレートで押されてしまう。終盤、相手がわずかに隙を見せた所へアッパーを2発を決めるが、右左から攻め込まれ敗北を喫した。決勝には、開催地千葉県代表の林田、越川の2人が進出。また、濱崎は3位入賞となった。

◆小山田裕二コーチ
「濱崎はくっついてから攻撃をしかけるのではなく、相手が打ってきた時に合わせて積極的にアッパーを打っていかないと。でも、ポイントまで持ち込んだのは良かったし、次につながる試合だった。越川は3Rで巻き返したが力んでいた。相手の力をもっと利用できたら、楽になるだろう。林田は動きがダメ。上体を突っ込まずに、自信を持ってやるべき」

◆林田太郎
「今日は体が重かった。去年、戦った相手だったので、本当はRSCで圧勝したかった。でも相手には根性があり最後まで引っ張られてしまった。ダウンは前に出て来た相手に合わせただけ。熊本コーチからは、打ってそのままでいるのではなく、すぐに引いてなるべくパンチをもらわないようにと、言われた。地元が主催なので、2連覇に向けて、また千葉県としての優勝も目指してがんばりたい」

◆越川孝紀
「今日は緊張した。今日負けたら情けないというのがあった。1Rはうまくいけたけど、途中で力んでしまった。2Rは相手に取られたが、3Rは何も考えず先生の言った通りにやった。地元のみんなが手伝ってくれたり、応援してくれてるのはとても力になる。明日は今日の最後みたいに死に物狂いで勝ちにいきたい」

◆濱崎良太
「今日は落ち着いて試合に臨めた。1Rは相手にポイントを入れられすぎて、ダウンをとられそうだった。相手のガードが固く、なかなか決められなかったので、次に戦う時はそこを攻略してもっと差を縮めたい。本当はもっとやりたかったが、国体は良い経験になったし、楽しめた。全日本は取り慣れてる3位ではなく、2位より上を目指したい」
 
 なお、大会最終日は10月4日、9:00から鴨川市総合運動施設文化体育館で行われる予定。

■会場へのアクセス
JR安房鴨川駅より、バスで7分、徒歩40分

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