新世代の活躍で三大駅伝初戦3位入賞

[陸上競技部]第22回出雲全日本大学選抜駅伝競走
 第22回出雲全日本大学選抜駅伝競走が10月11日、出雲大社出雲ドームを結ぶ全6区間44.5kmで行われた。結果は以下の通り(総合3位まで)。


区間賞の走りでチーム3位に貢献した上野=国道431号線沿いで(青山奈那美撮影)


1年生ながら好走を見せた窪田=国土交通省平田出張所付近で(野口理菜撮影)


チームを支える2年生の(左から)上野、久我=第5中継所で(鴫原真美撮影)


★総合記録★
1位 早 大 2:10:05
2位 日体大 2:11:16
3位 駒 大 2:11:28

★個人記録★
1区 撹上宏光(経2) 23:41⑧(8)
2区 油布郁人(営1) 17:04⑤(5)
3区 千葉健太(経2) 23:54⑩(7)
4区 窪田 忍(経1) 17:55②(5)
5区 上野 渉(政2) 18:30☆①(4)
6区 久我和弥(社2) 30:24④(3)
※☆は区間賞、○は区間順位、( )は総合順位

 1区撹上が8位と出遅れ、2区でタスキを受け取った油布が5位に上げ3区千葉へ。3区で順位を落とすが、4区の窪田が区間賞にあと1秒と迫るタイムでチームの流れを変え、5位に浮上。タスキを受けた上野は4区窪田からの流れに乗り、区間賞の快走で前の選手を猛追。アンカーの久我は併走していた東洋大を振り切り、3位でフィニッシュ。目標としていた3位以内を達成し、昨年のリベンジを果たした。

大八木弘明監督
「1、2年生の若いチームでよくやった。経験のなさが前半に出たが、後半の選手たちがしっかり走ってくれたから目標の3番以内に入ることができた。上野は区間賞を取っていい経験ができたと思う。全日本は距離も長くなるので上級生を出していきたい。若いチームだからまだまだだが、もう一度チームを作り直して強い駒澤をまた作っていきたい」

◆撹上宏光
「(今日は)悪くはなかったが、納得のいく走りではなかった。(監督からは)1区でいい流れを作るようにと言われていたが、うまく作れなかったことが課題。出雲駅伝初出場のメンバーだけだったのでプレッシャーよりも挑戦心の方が大きかった。全日本と箱根までにスピードを克服し、また1区を走って借りを返したいと思う」

◆油布郁人
「(大学初の駅伝は)楽しみだったし、緊張しなかったが、1人で走るので簡単にはいかない厳しさを感じた。今日の走りは0点だったが、課題も見えてきたので、全日本まで走り込みをしたい。(3位の成績は)窪田、上野さん、久我さんが力強かったから。次は順位に貢献できる走りをしたい。(全日本に向けて)同じ失敗は2度と繰り返さない。全日本に向けてしっかり練習したい」

◆千葉健太
「(今日は)自分の走りができなかった。精神的にダメで自分としての力が出せず、少しでも前に行こうとしたが早大日体大に離されてしまい、思うようにできなった。個人としては不甲斐なさが残った試合。チームの役に立ちたかった。(それらを踏まえて)積極的にいくこと。練習からやる。全日本は今日のリベンジでしっかりやる」

◆窪田 忍
「今日のレースでは、今までよかったタイムを生かしてチーム全体のタイムを縮め、個人でも区間賞を取ろうと思っていた。前の選手を目標にただひたすら走った。(監督からは)前半は落ち着いて後半に行けと指示を受けていた。(5位まで順位を上げられたが)できればもう1人抜かしたかった。全日本ではリベンジをして区間賞を狙いたい」

◆上野 渉
「今日は試合にあわせて(体を)作っていけた。区間賞は狙っていたが、前後の差のほうが気になっていた。(併走していた)東洋大を離しきれなかったことが今日の課題。うちはまだまだ若いチームだからみんな課題が残ったと思う。(全日本に向けて)今日は初戦でみんな固くなっていた。全日本は今日の結果を生かして、もっと良くなっていくと思う」

◆久我和弥
「今日はもう少しいい走りができた。2位に行ける順位だった。しっかり3位以内を狙っていたがそれを意識しすぎて前に行けなかった。アンカーなのでプレッシャーはあったが、重要な区間を任せてもらい、自覚が湧いて良かった。結果は悔しいがそのときの展開もあるので、今後はしっかり戦って全日本、箱根で上位を競っていけるように頑張りたい」

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