三村、木原の2年生コンビが花を飾る

[空手道部]第21回関東学生空手道体重別選手権大会(女子)
 第21回関東学生空手道体重別選手権大会が10月31日(日)、埼玉県武道館で行われた。女子組手は3回戦まで1分30秒フルタイムで6ポイント先取のトーナメント方式。


落ち着いた試合運びで優勝した三村=埼玉県武道館で(河田奈津子撮影)


万全のコンディションでない中、準優勝を収めた木原

回戦より2分フルタイムとなる。結果は以下の通り。

【女子50kg級】
ベスト8  阿久津志帆(英3)

【女子55kg級】
優勝    三村桃子(歴2)
ベスト4  保岡 笑(歴1)
ベスト8  井地茉莉花(心2)

【女子61kg級】
準優勝   木原明日香(地2)

 準々決勝・準決勝と、2度の駒大対決を制し、決勝に進んだ55kg級の三村。決勝戦では、落ち着いた試合運びで終始試合の主導権を握り勝利し、優勝を果たした。次に行われた61kg級決勝では木原が登場。先制するが、相手に上段突きを次々に決められる。終盤に中段蹴りが決まり、残り3秒で1ポイント差に迫る上段突きを決めたが無念の敗戦。あと一歩手が届かず準優勝に終わったが、女子も男子と同じく上位入賞者に名前を連ねた。

◆大石武士師範
「木原は内容は悪くない。(審判が)取ってくれるか取ってくれないかというところ。(三村)桃子はよくやってくれた。最後まで慌てずに。(上級生に対して)1年生が頑張ったと納得するだけじゃなくて、よし今度は俺たちが勝つ、という気持ちになって今回の大会を1つのステップにしてほしい」

◆末次美樹コーチ
「(今日は)決勝戦は上・中の突きの使い分けができていた。全日本につながる内容だったと思う。全日本は団体戦だから、今回下級生が上位に入ってくれたからうまく刺激されて4年生チームが上がっていけたらと思う。(全日本に向けて)去年は優勝したけど去年は去年、今年は今年と考えて、新たな挑戦者として頑張っていく」

◆木原明日香
「(今日は)全体的に体の調子が悪くて自分の中では苦しい戦いが続いたけど、逆に周りの声を良く聞けて臨めたと思う。決勝戦は勝てない相手ではなかった。上位に入賞できるように一つひとつ勝っていくことを意識していたので意味あるものになった。(準優勝は)最後勝ちきれなかったから今後につなげていきたい。(全日本に向けて)みんなベストの状態にして2連覇したいと思う」

◆三村桃子
「(優勝について)まだ自分のレベルが高くないと思った。気持ちの面では自信が持てたので、技術を詰めていきたい。突きでも蹴りでも、誰とやっても勝てるようにしたい。駒大が日本一になれるようにしっかり稽古をして優勝につなげていきたい」

◆保岡 笑
「(今日は)(駒大対決で)遠慮がちになってしまったが、最後は楽しくのびのびやれた。(三村との対戦は)胸を借りるつもりでいった。最初は遠慮していたが、先輩が思いっ切りきてくれるので切り替えられて、楽しくできた。(良かったところは)先輩からのアドバイスをもらい、持っている技を知ることができた。(これからは)遠慮しないで練習していきたい」

Copyright (C) 2003-2017 KOMADAI SPORTS NEWSPAPER, All Rights Reserved.

当サイト内の写真、記事等の著作権は駒大スポーツ編集部に帰属します。無断での転載・二次利用を固く禁じます。

KOMASPO is the member of the Kanto university sport newspaper league.