第28回総理大臣杯、第53回日本大学サッカー選手権大会優勝祝賀会

第28回総理大臣杯優勝、第53回日本大学サッカー選手権大会(インカレ)優勝祝賀会が1月28日に本大学主催でホテルパシフィック東京にて行われた。会場には本大学OBの中畑清深井正樹(鹿島)、橋本早十(大宮)など多くの来賓が詰め掛け二冠達成を祝った。


サッカー・04年度優勝祝賀会 駒大サッカー部主将として最後の挨拶をする鈴木祐。「同じ喜びを分かち合えた仲間は大切な仲間であって財産だと思っている」と語った=ホテルパシフィック東京で(野澤俊介撮影)

た、今年主将を務めた鈴木祐輔などが挨拶をし、改めて優勝の喜びを噛みしめつつ4年間を振り返っていた。
 また来季の新体制が正式発表され、主将・牧野利昭、副主将・桑原靖、赤嶺真吾、主務・覚張真也、荻野智史が新チームのスタッフとなった。
秋田浩一監督
「今年のチームは鈴木祐輔というとても素晴しい男のもとに4年生がまとまってくれまして素晴しいチームになったと思います。しかし、やはり優しさが時折顔を出すチームでございました。それは私にとっては人間らしくて嬉しいことなのですけれども、実際にはその悔しさがまた我々を強くしてくれたと思っております。このように彼らが築いてくれてやっと駒澤大学は、自分で自主的に尚且つ精神的に自立できるチームに少しずつですが変わってきていると思っております。それが私の目指すチームであります。ですから、この素晴しい4年生たちのおかげでベースができ、これからはそれに我々のやりたいことを重ねていくことがまた良いチームになるのかなと思っております。サッカーで勝つためであれば色々な方法があると思います。しかし、技術や戦術だけではなくやはり人間教育が必要なのではないかと思っております。所詮人です。やはり人が人を創るとこのように思っております。心の通じ合わないチームでは何も埋まらないと思っております。私もこれまで色んな人に教わり学び、しかし私が学ぶことを止めたら教えることも止めることだと思います。ですから、これからもまた彼らと共にサッカー部を築き上げていきたいなと思っております。心を使って心を持って心からみんなが分かち合える、そして一つの目標に向かって戦えるそういうチームをこれからも創っていきたいと思っております。どうぞこれからもよろしくご指導お願いしたいと思います」
鈴木祐輔主将
「今年度、最初に三冠とJを天皇杯で倒すという目標を掲げてスタートし、結果的にとれたタイトルは二つということだったんですけど、今終わって考えてみればそれは結果として受け止めることで、そのために努力をしてきた過程というのは今凄く感じています。4年生一同は駒澤の大事な部分、試合においても一生懸命やる姿勢であったりひた向きにやる姿勢であったり、そういうものを練習から常に意識してやってきました。それが今いる3,2,1年生に伝えられたかどうかは少し不安な部分がありますけど、4年生みんなはそれを考えて一生懸命やってきて、それを少しでも後輩のみんなが感じとってくれたならば僕たちは役目を果たせたという気持ちになります。これから4年生はそれぞれ違う道に進みますが、みんなそれぞれここで得たものを活かしていけたら良いなと思っています。これからも駒澤大学の応援をよろしくお願いします」
小林亮 
「今年のチームは去年(鈴木)祐輔が三冠を目指してやるって言ったことを目標に三冠に向かってチームをスタートしました。総理大臣杯はとれたんですが最大の目標であったリーグ戦を落としてしまってみんなショックだったと思います。ただ4年生は最後のインカレに懸ける気持ちっていうのはその分強くなってその結果インカレをとることができました。そのインカレをとれたのも試合に出ていた11人だけじゃなく、応援してくださった方々のおかげで優勝することが出来たのでそれはこの場をかりてお礼を申し上げたいと思います。来季からは柏レイソルの方でプレーさせてもらうので、一日も早くJリーグのピッチに立って皆様にお見せしたいと思っているのでこれからも応援よろしくお願いします」
中後雅喜
「今年4年になって優勝したいという気持ちが強くて二冠とれたことは良かったと思うんですけど、リーグ戦とれなかったことは残念だったし公式戦でJリーグのチームを倒したいと思っていたんですけど、そういうのも達成出来なかったというのがあったのでそれは本当に残念です。しかし、これから残っている選手が達成してくれることを願ってJリーグの方へ行きたいと思います。駒澤に来れてサッカーを通じて良い仲間が出来たので良かったと思っています。来季からプロでまた頑張っていきたいと思いますので皆さん応援よろしくお願いします」

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