総力戦制し、1部を死守!

[硬式テニス部]関東大学テニスリーグ[女子]1、2部入替戦・筑波大戦
 関東大学テニスリーグ[女子]1、2部入替戦・筑波大戦が9月25日、駒大テニスコートで行われた。結果は以下の通り。


1部残留の懸かった試合を制し、喜ぶ林=駒大テニスコートで(水出綾香撮影)


ラリー戦を勝ち切り、貴重な白星を挙げた竹内


今日で引退となる4年生ら


トータル ☆駒 大4―3筑波大
D1 ○林・権頭2(2-6、6-1、6-3)1関・大塚●
D2 ●川口・神保1(6[6]-7、7-5、3-6)2中村・菅村○
S1 ○林 樹莉2(7-6[4]、6-2)0藤原莉奈●
S2 ●権頭由梨1(6-2、3-6、3-6)2菅村恵里香○
S3 ●幸村沙也花2(4-6、3―6)0足立愉有子○
S4 ○川口 瞳2(6-2、6-2)0大塚絵梨奈●
S5 ○竹内ひかり2(6-2、3-6、6-3)1中村香奈子●
※()内数字はゲームカウント、外はセットカウント
D=ダブルス、S=シングルス
[]内数字はタイブレイクでの敗者のポイント

 1部残留をかけ、筑波大と対戦した駒大。D1林、権頭はファーストセットは固さが残り、ミスが目立った。このセットを落とすがセカンドセットからは立ち直り、2人のコンビネーションよくポイントを稼ぐとそのままファイナルセットも連取。D2川口、神保は3時間に渡る熱戦を繰り広げたが、ファースト、セカンドセットともに勝ち切れない。惜敗を喫した。1勝1敗のまま勝負はシングルスへ。S4川口が足の故障を抱えながらも、つなぐテニスで勝利を収めると、S3竹内もフルセットに及ぶ激戦を制した。この時点で、あと1勝すればチームの残留か確定という状態に。あとを託されたシングルス上位陣、S1林がファーストセットをタイブレークの末にとり、セカンドセットもゲーム内で激しく競りながらも要所を抑えた。主将の貫禄の勝利でチームの1部残留が決定。トータル4ー3の死闘を制し、来季も1部でリーグを戦う。

◆江口淳一監督
「昨日男子が勝ってくれて、その力が乗り移ったのもあると思う。やっぱり相手は強かったが、100%の力を出し切ってくれた。ダブルスはどちらもいい試合で、どちらに転んでもおかしくなかった。リーグでは何回も勝ちを掴めず、辛い思いをしたと思うが、大切なところで4年生の仕事をしてくれて、1部というステージを残してくれた。ご苦労様です、ありがとうと言いたい」

◆林 樹莉主将(営4)
「(1部残留は)本当にうれしい。筑波とで絶対に厳しい戦いになると思っていた。今まで1部で勝てずにいたので今日勝てて本当に良かった。(自身の勝利で残留を決めたが)結果的には私の勝利で残留が決まったけど、みんなが頑張ってくれたおかげ。みんなのおかげで私も勝てた。(駒大テニス部は)大切な仲間。(後輩へ)来年は1部も2回目なので、王座を狙ってほしい」

◆権頭由梨(国4)
「シングルスの相手は夏関の優勝者ということで挑戦者として臨んだ。(4年間は)最初は下の方だったが、夏関の本戦に出てから認めてもらえた。プレッシャーもあったが、みんなのサポートのおかげで頑張ることができた。(駒大テニス部は)ライバルでもあるが、チームワークや強い絆があるチーム。(後輩へ)引退するときにやり残したことがないように、何事も思い切ってやって欲しい」

◆丸田有花(心4)
「(1部残留は)すごいうれしい。実感がない。言葉にならない複雑な気持ち。入替戦に自分が出て勝ちたかったという気持ちもあるが、今日はみんなが勝ってくれた。(駒大テニス部は)お互い文句もあると思うけど、リーグになったらそういう感情を一切出さずに、みんなを平等に応援出来るチーム。(4年間は)今年はリーグにもインカレにも出させてもらえたが、去年まではその確信がなかった。反省はいっぱいあるがひっくるめて人生経験。(後輩へ)来年も駒大らしく仲良く頑張ってほしい」

◆松田実季(G4)
「(1部残留は)下入替が決まったとき、4年で絶対1部に残ろうと話していたのでうれしい。(リーグは)初めての1部で、私は主務なので仕事があったが分からないことだらけ。2部との違いも感じたが、少しはみんなの役に立てたかなと思う。(駒大テニス部とは)男女合わせて、家族のような兄弟のような存在。(後輩へ)今年一勝も出来なかったが、王座を目指してほしい」

◆川口 瞳(英3)
「4年生最後の試合ということで、1本ずつ気持ちを込めて1ポイントずつ取っていく気持ちでプレーに臨んだ。 とにかく4年生が最後に笑って引退できてよかった。(4年生へ)本当にお疲れさまでした。1部で1勝もできず苦しんだ時期もあったが、男女一丸となって今日ホームで勝利できたことは本当によかった。わたしたちの代になるが、もっとまとまって明るいチームにしていきたい」

◆神保 栞(福2)
「今年初めてリーグに出させてもらって、有明では1勝しかできなかったこともあって、今日は勝ちたかったが、ファイナルで負けてしまった。でも4年生の頑張りのおかげで、1部残留という結果を残せた。4年生の存在は大きくて、いなくなるのが寂しいし不安な面もある。残ったみんなでこれからも頑張っていきたいと思う。(今後の目標)来年のインカレには出場したいので、頑張りたい」

◆竹内ひかり(営1)
「(今日は)あまり他の試合展開を意識せずに、自分の試合に集中した。結果、勝ててうれしかった。(反省点)ゲーム中、自分がリードしているのに追いつかれてしまう場面が多々あるので、それが今後の課題。(4年生へ)4年間お疲れさまでした。先輩方のおかげで、1部という舞台で戦うことができた。これからもっと上を目指して頑張りたい。ありがとうございました」

◆幸村沙也花(英1)
「ホームのやりやすい環境での試合だったが、最後まで勝ち切れなかった。(リーグを振り返って)自分の出た全試合で勝てなくて、チームに貢献できなかったのが悔しい。先輩たちが1部残留という結果を残してくれて、そこに出れたということを生かしてこれからレベルを上げて頑張りたい。(4年生へ)心強かったのでいなくなるのは寂しい。不安だが、1部を引き継いでいきたい」

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