あと一歩及ばず、悔しさの残る準優勝

[陸上競技部]第23回出雲全日本大学選抜駅伝競走
 第23回出雲全日本大学選抜駅伝競走が10月10日、出雲大社出雲ドームを結ぶ全6区間44.5kmで行われた。結果は以下の通り(総合3位まで)。


東洋と26秒差でゴールする窪田=出雲ドームゴール付近で(星遥花撮影)


タスキを受け取り奔走する上野=出雲市役所付近で(小林萌子撮影)


★総合記録★
1位 東洋大 2:10:43
2位 駒 大 2:11:09
3位 早 大 2:11:13

★個人記録★
1区 村山謙太(経1) 23:54⑬(13)
2区 上野 渉(営3) 16:12②(8)
3区 撹上宏光(経3) 23:38⑥(7)
4区 油布郁人(営2) 18:46④(5)
5区 久我和弥(社3) 19:09②(3)
6区 窪田 忍(経2) 29:30☆①(2)
※☆は区間賞、○は区間順位 ( )は総合順位

 1区は村山が序盤、果敢に攻めるも最後まで食らいつくことが出来ず、順位を落とす。つづく2区、上野が区間2位の走りで流れをつかむ。3区では撹上がペースを維持して、4区の油布に繋ぐ。2つ順位を上げて5区の久我が、さらに2つ順位を上げる。ラストの6区、窪田が怒涛の追い上げを見せ、早稲田を下し2位でゴール。トップの東洋を捉えきれず、苦さが残る一戦となった。

大八木弘明監督
「(結果について)1区の出遅れが全て。それ次第で優勝は出来たように思う。短い距離の駅伝に関しては流れが良くなってきている。今日は全日本に向けてのいい反省材料になった。窪田をはじめ、どう生かしていくか。東洋の優勝を阻むため、早稲田を押さえて全日本は優勝を勝ち取る」

◆上野 渉
「(監督から)直前で追う形になるから冷静に行け、と言われたが、やはり後半で冷静さに欠ける面が出てしまったので、これからの課題になると思う。(区間新記録更新について)とくに気にせず自分の走りをした。とにかく前との距離を詰めようと無我夢中で走った。(全日本、箱根に向けて)このままのチームだと勝てない。やはり1番は自分自身の走りをしっかりすること。ミスさえなければ余裕で勝てていたと思う。しかしチーム全体としてもまだまだ甘いので、体力、精神的な面と共にしっかり作り直して東洋、早稲田をふまえて練習に励みたい」

◆撹上宏光
「(今日のコンディションは)悪くはなかった。(暑さは)そんなに関係なかった。(1、2区からの流れを見て、レース展開は)あんまり良い流れじゃなかったから良い流れを作ろうと思ったけど、できなくて悔いが残る走りをしてしまった。(また)練習が足りないと感じた。(次に向けて)走り込んで(東洋大早大に)勝ちたい」

◆油布郁人
「(出雲駅伝に向けて)ピークを合わせることができた。(東海大の中川選手を抜かした時は)前に他大学の選手が見えたので、1人ずつ追いついていかなければいけないと思った。(監督からは)しっかり3番以内で前を狙って立て直すように言われたができずに、チームに貢献できなかった。(全日本に向けて)向かい風などの悪条件に対しても対応出きるように考え直さなければいけない。全日本ではチームに貢献して優勝したいと思う」

◆久我和弥
「(順位の追い上げについて)後ろに東海大が迫ってきてたので離そうと思い、前の明大を追って行こうと思った。区間賞は取らなきゃいけない賞であって、それなりの実力があれば取れた。やっぱり区間1位は取りたかった。最後に窪田が追い上げて総合2位になり、非常に悔しい。今回の反省を生かして、自分自身も集中し、早稲田、東洋を見据えて優勝を狙う」

◆窪田 忍
「(今日のコンディションは)いい調子で入れたのでよかった。(チームの目標は)優勝を目指していたので悔しかった。(6区での起用について)最初、他大のアンカー区間に誰が来るか分からなかったが、アンカーを走るからにはトップでフィニッシュしたいという気持ちはあった。個人の結果は良かったが、チーム全体としてはもうちょっと走れたと思う。(今後は)もう一度チームで優勝するという目標を見据えて練習していく。全日本は8人で距離も伸びるので、今日のレースを反省して長い距離を走れるようにしていきたい。全日本は、もちろん優勝したい」

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