新1年生、ついにデビュー!好タイムで駒大に追い風

[陸上競技部]平成29年度第1回世田谷陸上競技記録会
平成29年度第1回世田谷陸上競技記録会が4月8日、世田谷区立陸上競技場で行われた。駒大からは7人の新1年生が出場した。


上級生に引けを取らない走りを見せた加藤=世田谷区立総合運動競技場で(伊藤大志撮影)


自己ベストを大幅に更新した神戸


初戦で手応えを掴んだ若林

果は以下の通り。(上位3位までと駒大のみ掲載。)


【3000m】
〈6組〉
1位 浦野雄平(國學院大)8:14:99
2位 齋藤槙(帝京大)8:17:46
3位 多喜端夕貴(帝京大)8:17:98
4位 小原拓未(政1)8:19:59
6位 市澤長太(歴1)8:20:59


【5000m】
〈10組〉
1位 川村駿吾(プラス工業)14:25:16
2位 神戸駿介(仏1)14:27:52☆
3位 木田貴大(コモディイイダ)14:38:26

〈12組〉
1位 風間永吉(専大)14:28:73
2位 苅田広野(拓大)14:30:00
3位 小林歩(心1)14:32:83


〈14組〉
1位 小林航央(筑波大)14:11:19
2位 高瀬無量(日清食品グループ)14:12:03
3位 西智也(拓大)14:12:70
8位 若林大輝(商1)14:17:14☆
16位 伊藤颯汰(営1)14:23:54

〈15組〉
1位 上野渉(Honda)14:10:61
2位 加藤淳(経1)14:15:78
3位 牧野俊紀(中電工)14:16:47
4位 中村大聖(政2)14:17:54
31位 中村大成(法2)15:12:36


本記事では、1年生のコメントを掲載致します。

 この記録会でいよいよデビューを飾った新1年生たち。その中でも、10組に出場した神戸は終始先頭に食らいついていき、勢いそのままにゴール。高校時代の自己ベストを大幅に更新した。その他の1年生も積極的なレースを展開。上級生に一歩も引けを取らない走りをみせ、好タイムを続出。監督からの、評価も高く今後に繋がるレース結果となった。



◆市澤長太(歴1)
「(今日の調子は)入寮して1か月たち、大学の練習にもついていくことがやっとで疲労を自分でも感じていて調子は良くなかった。だが、駒大のユニホームを着るということで、変な走りは出来ない。意地でも頑張った。(初レースは)自分の得意なラストスパートを見せつけて、組トップを狙っていた。今の自分としてはまあまあのでき。次のレースに生かせると思う。(ラストで小原と競り合っていたが)スピードなら自分の方が小原より上だと思っている。勝てると思った。しかし、スタミナ切れで横に行かれた時に反応したがダメだった。負けて悔しい。(監督からは)積極的な走りで速いペースでついていって、その中でも余裕をもってラスト一周どれだけ上げられるかといことを言われた。言われた走りは出来たと思う。(練習は慣れてきたか)練習はきついが、だいぶ慣れてきた。(レースの位置づけは)大学1発目のレースだったので、結果を出すつもりだった。しっかり合わせた。(今後の目標は)自分の得意種目である1500mで日本選手権にでたい」

◆伊東颯太(営1)
「(今日は)初レースということもあり、緊張もあった。調子は悪くなかったが緊張の分空回りした部分があった。(レース展開は)若林が前に出た時に自分は対応することができなかった。途中体が前に行ったり後ろに行ったりする無駄な動きがあった。(タイムは)自己ベストの14分19秒は切りたかったが大学初レースの割には悪くはないと思う。(良かったところと悪かったところは)悪かったところは無駄な動きをしていたこと。良かったことは自己ベストは切れなかったが、初レースでそれに近いタイムで走れたこと。(監督からは)高校のころはレース中にすぐカッとなって集中できなくなることがあった。それで、落ち着いて前半ついていけば、後半もいけるからと言われていた。前半はできたが後半にうまく繋げられなかった。(寮生活は)1ヶ月経ったのでだいぶ慣れてきた。(環境の変化は)高いレベルでの練習をすることができて満足している。これからもっと練習を積んでいけばまだまだ強くなれると思っている。(今後の目標は)トラックでは13分台を目標にやっていく。ロードでは三大駅伝の箱根の山で区間賞という目標があるので、箱根の5区に選んでもらえるようにやっていきたい」

◆小原拓未(政1)
「(大学初レースは)初レースなので、気負うこともなく、緊張の無い状態で臨んだ。(今日の調子は)絶好調ではないが、悪くなかった。(今回のレースの位置づけは)2週間後の日体大記録会で5000mを走るので、レース感覚を取り戻すために3000mに出場した。(レースプランは)ペースメーカーがいて、それに付いていけば良いタイムが出るとわかっていたので、とにかく最初から付いていこうと考えていた。(レース展開は)ペースメーカーが設定通りに走ってくれていたのでそれに付いていくだけだったが、1000mあたりで体がきつくなってしまいペースメーカーから離れてしまったことで、設定タイム(8分15秒)をクリアできなかった。(市澤選手と競り合いになっていたが)同学年なので負けられないと思い、ラストはがむしゃらに走った。(今日見つかった課題は)設定タイムをクリアしようと臨んだが、4秒くらい届かなかった。スピードの無さが課題だと思う。(今後の目標は)これからトラックシーズンに入っていくのでタイムで先輩に勝って、夏合宿を越えて駅伝シーズンに入れるようにしたい」

加藤淳(経1)
「(今日の調子は)悪くはなかった。トラックレースの感覚をつかむことが目標の一つだった。チャンスがあれば、好記録をとも思ったがペースを上げられなかった。後半しっかりあげるレースは出来たと思う。(初レースは)13分台を出したい気持ちだったが、できなかった。次の試合以降はあげていきたい。(駒大の練習は)ポイント練習だけで余裕がないところがある。藤田コーチから、練習で余裕を持てるようになってきたら上がっていくといわれた。しっかり練習を積んで試合でしっかり結果を残したい。(監督からは)レース前は、ラストをしっかりあげろと言われていた。ラスト400mはしっかりあげることが出来た。(今後の目標は)トラックレースで13分台出すというのと、距離を伸ばして三大駅伝走ってチームの主力となることが目標」

◆神戸駿介(仏1)
「(今日は)練習は積めていたのだが、先日の血液検査で貧血が判明して不安があった。それでも練習を積んでいたので自信を持って走れた。(大幅に自己ベストを更新したが)14分30秒を目標としていたので達成できた。(監督からは)貧血であっても走りだしたら関係ないぞと言われていた。(先頭に積極的についていたが)意識して先頭にいた。(4000m過ぎからスパートをかけていたが)仕掛けるのが早く、最後の一周で抜かされてもったいなかった。ラストスパートまでためていがなければならない。ペースが遅くなるのが嫌で、我慢をしきれなかった。(駒大のユニフォームを着て走ることは)駒大は憧れていたチームだったので、気が引き締まった。(寮生活は慣れたか)毎日苦しいことは多いが同期や先輩方に助けてもらいながら生きている。(今後の目標は)1年生は周りが強豪校から入ってきた人が多い中で自分は一般で入った。強い1年生たちにも負けずに食らいついて頑張っていく」

◆小林歩(心1)
「(大学初レースだが)最低限自己ベストを出そうという気持ちで臨んだ。(今日は)練習をしっかりと積めていたので自信を持って走ることができた。(今回のレースの位置づけは)大学初レースだが、記録を狙っていくつもりで出場した。(レースプランは)4000mまでは集団の中で走って、ラスト1000mから切り換えていこうとしていた。(レース展開は)レースのペースが遅かったので、我慢できずに3000mくらいから前に出てしまい、ラストに切り換えができなかった。ラストの切り換えが課題だと思った。(次戦は)4月末に日体大記録会に出場するので、そこで自己ベストを更新したい。(今後の目標は)14分20秒台を出して、同学年の神戸には負けないように頑張りたい」

◆若林大輝(商1)
「(今日の調子は)午前中入学式もあって体が重かったが、いい感じで自己ベストを出すことが出来た。初戦で自己ベストが出たことを自信にして、これからも頑張っていきたい。(今日のレースは)途中ペースが上がったところでしっかりついていけたのでよかった。(監督・コーチからは)しっかりついて行けと言われた。言われた通りのレースができた。(練習は慣れてきたか)入寮して1か月たったので慣れてきた。(目標は)5000mでは自己ベストを更新できたが、1万mやハーフでも自己ベストを更新できるようにこれからしっかり練習を積んでいきたい」

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