集中力欠き大敗……反省と経験の15位

秩父宮杯第65回関東大学アイスホッケー選手権大会順位決定戦対神戦が4月22日、ダイドードリンコアイスアリーナで行われた。結果は以下の通り。


集中力を欠き失点を重ねた=ダイドードリンコアイスアリーナで(中川達夫撮影)


得点を決め喜ぶ漆田


守備で貴重な経験を得た今大会だった(田上佳雅撮影)


得点
駒 大1-21☆神 大

(0-8)
(1-5)
(0-8)

シュート数
駒 大 15-71 神 大

(5-28)
(6-18)
(4-25)

≪得点者≫【】はアシスト
第1ピリオド
1分[神]
7分[神]
13分[神]
15分[神]
15分[神]
17分[神]
19分[神]
19分[神]
第2ピリオド
21分[神]
23分[神]
23分[神]
27分[神]
28分[駒]漆田
31分[神]
第3ピリオド
44分[神]
44分[神]
45分[神]
46分[神]
50分[神]
55分[神]
59分[神]


早大戦、専大戦で敗れながらも手応えを得ていた選手達。しかしそれ以上の結果を求めたはずの神大戦は開始早々に先制を許すと、10分すぎには早くも足が止まってしまう。第2ピリオド以降も集中力を欠き、プレッシャーがかからない場面が目立ち21失点。第2ピリオド8分にニュートラルゾーンでパックを奪った漆田椋(政4)が独走して1点を返したものの、攻守共にほとんど見せ場は作れず。大東大の棄権により次戦は不戦勝となり、15位で今大会を終えた。

◆漆田 椋主将
「(今シーズンを終えて)相手は全て格上。うちは初心者が大半、相手は全員が経験者という中で、技術面で学ぶところは多かったように思う。下級生にとって、守り方、攻め方で参考になる部分も多かったと思う。(今大会で意識していたプレーは)守って、守ってチャンスを狙う攻撃。シーズンを通して、できたとは思う。(今週の試合については)集中力に課題が出た。第3ピリオドで連続して得点された場面などに表れているように、集中力が切れたところで、得点を許してしまった。(先週の試合との違いは)スコアで見ても、専修大より格下の相手にも関わらず、得点差が大きかったのは、気迫が足りないところがあったから。試合の直前練習でも先週のような気迫は感じられなかった。(今日の試合で唯一の得点だったが)自分だけのワンマンチームだと思われたくはないという思いがある。ただ、今回は自分のプレーにチームメイトがついてこられてはいなかったかな、という感じ。(今年の新歓は)選手が22人~23人、マネージャーも17人新たに加わった。昨年が新入部員が8人しかいなかったことを考えるとかなり大所帯になったなと思う。(人数が増えたことで周囲の期待も高まると思うが)初心者の底上げを第一に取り組みたい。まずはスケートに慣れさせるところから始めたい。(来期の目標は)2部優勝です!」

◆渡辺 慎吾(営3)
「個人的にもチームとしても情けない試合。(前回の)専修戦でできたいい流れを生かせなかった。去年の順位は専修の方が(神大より)上なのに、前回以上に失点して、内容も悪い。今大会でチームのコンセプトは我慢してカウンターを狙うというコンセプトだった。早稲田戦で手応えを掴み、専修戦である程度できていたが、今日はできなかった。反省しかない試合。(運動量や集中力がよくなかったように見えたが)チーム全体で出足が悪かった。そこをどう切り替えてプレーするか。1ピリ始まって5分、10分を失点なしでいけたら試合の流れもよくなる。秋に向けて改善しなければいけない。(今大会を通じて得たものは)経験。上のリーグとガチンコでやる機会は昨年の入替戦と今回しかない。上のレベルと試合をすること自体が学び。各々いろいろなことを感じただろうし、僕もいろいろ感じたことはある。上手いFWと戦えたことが1番。(秋のリーグ戦に向けて)今大会通してわかったのは、チームが漆田さんに頼りきっている。例えば漆田さんがけがをしたら、チームがチームとして成り立たなくなる。個々のレベルアップもそうだし、他のメンバーがやれることをやれるチームじゃないと勝てないと思うので、チームワークと各々のスキルを伸ばしていきたい。」

◆百瀬 奏斗(英2)
「(今日の調子は)今大会では一番悪かった。動き方が悪かった。自分の中の気持ちが整わず集中力がなかった。切り替えようとしたがなかなかできなかった。(良かったところは)ところどころ止めれたところがあった。そこは今大会通してできた。(悪かったところは)背が小さいので前に出てシュートコースを防がなくてはいけないがそれができていなかった。守りに入って後ろに入りがちになってシュートコースが開いてしまい一本目のシュートでも止めれずにゴールしてしまった。(今回の試合での目標は)第1ピリオドから第3ピリオドまで集中力を切らさないことを一番大事にしていた。前に前に出ることを意識しようとしていた。(タイムアウトでは)キーパーとしては、スティックがうまく使えずリバウンドが変な方向に飛んでしまい詰められたところや、選手に一対一になった時にスティックをうまく使えずに失点していたのでスティックがうまく使えているか確認した。(強化していきたいのは)試合慣れしてキーパーとしての集中力を最初から最後まで切らさないようにして前に前に出て一本一本とめてチームの士気が上がるようにしたい。キーパーが止めればチームの士気も上がると思うので。それでチームを盛り上げてチームに貢献したい。(秋大会に向けて)後輩にキーパーが入った。今まで今シーズンは一人だった。後輩と切磋琢磨して正キーパーの座を争いながら、今大会で反省した集中力が欠けてしまうことや、前に出れずシュートコースをあけてしまうというのはないように日ごろから意識して練習してチームに貢献したい」

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