インカレ王者に完敗… 決勝進出ならずも自信に

[硬式テニス部]平成29年度関東学生テニストーナメント
平成29年度関東学生テニストーナメント大会の大会6日目が5月6日、有明テニスの森公園にて行われた。駒大からは、男子ダブルス準決勝に日野勇人・田村迅ペアが出場した。


インカレ王者に挑んだ日野・田村ペア=有明テニスの森公園で(田中碧撮影)


以前、互いを信頼していると話した2人


チームメイトが見守る中、試合は進められた


敗戦するも、ベスト4進出は駒大初の快挙

果は以下の通り。

〈男子ダブルス準決勝〉
●日野勇人・田村迅 (1‐6、2‐6) 逸崎凱人・畠山成冴(慶大)


序盤から対戦相手の繰り出す強烈なサーブやコースを狙った鋭いショットに対応できず、ラリーまで持っていくことができない。前衛のボレー対決でも相手のプレーが勝り、ポイントを失う。田村のラリーでゲームをキープする場面も見られたが、終始苦戦を強いられ最後まで試合を作ることができなかった。インカレ優勝ペアの確かな技術を見せつけられる展開となり、(1‐6、2‐6)で完敗。 決勝進出はならず、ベスト4進出の結果で大会を終えた。

◆江口淳一総監督
「(試合を振り返って)最後はもう少し楽しく終われたら良かった。テニスの試合は勝ち続けると1週間ずっと試合をやっていかなくてはいけない。前半は単複もあるので、フィジカルといった部分が大切になってくる。相手は万全で、この時期でも崩れる様子もなく、強い選手だった。その雰囲気にのまれた部分もあった。ここまで来たのでもう少しガッツのある試合をして、皆に勇気を与えられたら良かった。(大会を終えて)男女ともにインカレ本直、予選に行ける子たちがいる。ここでだめだったということがないように、さらに上を目指したい。(日野・田村ペアのベスト4進出は)皆の自信になったと思う。昨日までのテニスは本当に良かった。やってきたことは間違ってないし、自分を信じてやっていけば、こういう結果が付いてくることを目の当たりにできたと思う。(今大会の結果は)女子はもう少し勝たなければならなかった。これまでのチームと比べて少なめになってしまった。男子については取り組みが甘いのではないか、と心配していた。けれど、実は皆しっかりやっていて、いままで最高の結果が出た。チームの雰囲気も良くなっている。2部昇格が目標で、日体大東洋学園といった侮れないチームもいるが、このままやっていけば、良い結果が残せるのではないかと思っている。それを目指して頑張りたい。(今後の目標は)関東は全日本の方よりレベルが高い。おそらくこの日野・田村のダブルスはシードが付くと思う。過去にインカレベスト8の結果を残した選手がいるが、その記録を上回る結果を残せるようにしたい。そのためにしっかり準備させていきたい」


◆日野勇人
「(今日は)完敗だった。実力の差で負けたのもあるし、連戦が続き体もきつかった。部内でも風邪が流行っており、熱がある状態での試合だったが、もう少しできたかな、というのは自分の中にある。それも踏まえても完敗だった。(相手のどんなところに強さを感じたか)基本に忠実でミスがなかった。ボールを沈めても普通に返ってきた。当たり前のように返ってきて、プレッシャーがあった。ボレーボレー戦になっても向こうは落ち着いて返して、最後は決めてきた。安定感があった。(強化すべきだと感じた点は)サーブ。リターン力は1部のチームと同じくらいあると思うが、サーブはベスト8、4に残ってくる選手と比べたらスピードが遅かったり、コースが甘くかったりする。サーブをスキルアップしたい。 あとはボレー。今日も大事なところでミスをしてしまった。(ベスト4という結果は)ベスト4になるまでは気持ちが良くて、自信になっていたが、今日の試合をやったら少し折れてしまった。また1からやり直していきたい。(この大会で得られたことは)ベスト4まで来たことは自信になるといえばなる。チームは去年3部に落ちてしまったが1部の選手にも渡り合えることは感じた。最近負け続けていたので自信がなくなっていたがまだ終わってない、まだ頑張ればいけると思った。(今後の目標は)インカレ本直が決まったので、インカレで結果を残したい。その流れでリーグ戦に向かって、2部昇格したい。自分たちの代では1部争いをしたい」

◆田村迅
「(今日の試合は)完敗だった。勝っているところがなかったかなという感じもした。(具体的にどんなところに相手の強さを感じたか)簡単にミスをしてくれないところ。自分たちのミスが早かったということもあるが、それ以上に相手がそう簡単にいかせてくれないなと思った。それは最初から最後まで感じたところ。(ベスト4進出したことは自信になったか)練習して来たものが結果に繋がって、このペアとしての自信にもなるし、チームのみんなもやればできるということを感じていると思う。自分たちにもチームにも刺激を与えられた大会になったと思う。(強い相手と多く戦った経験は)目指すものがみえた。今日戦った相手を目標に駒大に帰って、課題も見つかったので練習をしてインカレに備えたい。(インカレの目標は)この悔しさを持って、今日戦った相手とやることになったらしっかり勝って、できるだけ優勝に近い位置にいけるように一戦一戦集中して頑張っていきたい。(目標達成に向けて)体力、技術、メンタルの全てにおいて強化をしていきたい」


敗戦するも、ベスト4進出は駒大初の快挙

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