3か月ぶりのレースで板橋が自己ベスト更新!

第257回日本体育大学長距離競技会が、6月3日、日本体育大学健志台陸上競技場で行われた。駒大からは板橋賢吾と紺野凌矢が出場した。


終始落ち着いた様子を見せた板橋は自己ベストを更新(石曾根和花撮影)


紺野は苦しいレースの中でも力走を見せた

果は以下の通り。(上位3位までと駒大のみ掲載)

男子10000m
〈8組〉
1位 佐藤諒太(帝京大) 29:28.90
2位 板橋賢吾(市4) 29:30.84 ☆
3位 島貫温太(帝京大) 29:33.57


〈9組〉
1位 田代一馬(日立物流) 29:38.25
2位 荻野晧平(富士通) 29:40.18
3位 荻久保寛也(城西大) 29:40.27
5位 紺野凌矢(歴4) 30:02.66

※ ☆は自己ベスト更新


 8組に出場した板橋は、レース序盤から集団の中で安定した走りを見せる。ラスト2000mでベースアップし帝大の選手と競り合いながら、懸命な走りを見せ2位でゴール。自己ベストを約1分縮め、今後に繋がる結果を出した。
 9組の紺野は序盤、先頭で集団をけん引していたが、レース中ごろに失速し、順位を大きく落とす。後半には粘りを見せ、遅れを取り戻して5位でフィニッシュした。


◆板橋賢吾
「(今日の調子は)3ヶ月ぶりのレースだったので不安な部分もあったが、結構調子がいいかなと感じていたので自信をもってレースに臨めた。(レースプランは)監督からもしっかり前につくように言われていた。自分自身前に出るというよりは後ろにしっかりついて後半しっかりあげられるようにというレースプランだったので、それ通りできてよかったと思う。(次のレースは)まだ未定だが、出られるとしたら1万mのほうに出たい。箱根駅伝優勝を考えるとやはりロードレースでしっかりと結果を出したいところがあるので、ロードレースか1万mかのどちらかに出られたらなと思っている。(今後は)今回も結局組で2位だったので勝ちきれるレースというのを今後の課題にしたい。こういった詰めの甘さを取り除いたレース作りをしていきたいと思う」

◆紺野凌矢
「(今日の調子は)体があまり動かなくて、苦しいレースだった。2週間前までは練習ができていて調子はよかったが、この1週間調整をしてからあまり調子がよくなかった。練習をしすぎた。(今レースの目標は)29分台前半で走りたかったが、それができなくて悔しかった。(監督やコーチからは)集団の中でついていって粘るように言われていた。(スタートから集団の先頭にいたが)前にいたほうが集団が動いたときに対応しやすいので、前のほうでレースを進めて、ペースが上がったときに前に出ようというレースプランだった。(後半は気持ちで走っている印象だったが)遅れたままずるずるいきたくなかった。自分は最上級生であるし、持ち味はラストで粘れることなのでせめてラストだけでもしっかり粘って終わろうと思った。(次のレースに向けて)次は7月の世田谷記録会で5000mを走る予定。そこで、14分台1ケタを出したい」

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