激闘のPK戦を制して勝利!総理大臣杯本戦出場に王手!!!

[サッカー部]アミノバイタルカップ2017第6回関東大学サッカートーナメント大会・2回戦・対日体大
アミノバイタル2017第6回関東大学サッカートーナメント2回戦・対日体大戦が7月3日、時之栖スポーツセンターB1グラウンドにて行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。


PK戦までもつれる死闘を制した駒大。試合を決めた5人目のキッカーは、副将の眞砂慶太郎=時之栖スポーツセンターB1グラウンドで(宮下 響撮影)


5本目のPKをストップした獅子吼の"護り神"・輪島


リーグ戦終盤からスタメンに定着する深見。今日は120分間右サイドで奮闘した


途中出場ながら、鋭い突破で相手を翻弄した中原


相手の縦に入ってくるボールを何度も跳ね返し、今季初の無失点に貢献した伊勢


【スコア】
駒大0-0日体大
 (0-0)
 (0-0)
  <<延長>>
 (0-0)
 (0-0)
5  PK  4
日:○○○○×
駒:○○○○○

【メンバー】
GK 輪島 稜[4]
DF 深見侑生[2] 伊勢 渉[3] 鈴掛 涼[3] 熱川徳政[4]
MF 渡邉黎生[4](→65分 眞砂慶太郎[4]) 大川雅史[4] 大村英哉[4](→102分 須藤皓生[3]) 安藤 翼[3](→65分 中原 輝[3]) 大塲淳矢[3](→95分 川崎貫太[3])
FW 室町仁紀[3](→95分 上田哲也[4])

【SUB】
GK鈴木悠太[1]
MF福地拓也[3]
MF菊地晋平[3]
FW小田駿介[4]

 初戦からスタメンを9人入れ替えて臨んだ2回戦。1トップには今季初出場の室町が入り、CBには鈴掛を起用。試合は序盤から互いに決定機を作る激しい展開となったが、両者共にあと一歩のところで制度を欠いて得点には結びつかない。試合終了間際には、サイドから幾度となく相手ゴールを攻め立てるも、相手に阻まれてゴールラインを割ることはできず。スコアレスのまま延長戦へ突入する。相手の前線は連戦の疲労を感じさせない動きで駒大ゴールに襲いかかるが、間一髪のところで防いでこちらも引けをとらない。そして日が沈み始めた頃、激闘はPK戦に突入。4本目まで全てのキッカーが決める緊迫した展開に。しかし、それを打ち破ったのは、駒大不動の"護り神"輪島だった。相手の5人目のキッカーから放たれたシュートを見事に読み切ってキャッチ。そして、駒大は5人目のキッカーの眞砂が落ち着いてゴールに流し込み、激闘の末に日体大を下した。次回の筑波大戦は、総理大臣杯本戦の出場権の獲得と大会ベスト4入りを賭けた大一番となる。


◆秋田浩一監督
「(120分を終えて)よかったと思う。(今季初の無失点試合)そうですね。でもPKで4点取られたから、、、よく頑張ったんじゃないですか。(ディフェンスラインの指示)下がっちゃうんですよ。ミドルシュートを怖がらないでプレスに行った方がいいが、人間の心理として下がってしまう。そこを怖がらないで行けるようになればと思う。(相手の縦パスへの警戒)11番と17番に入ってそれを落としたのを受けると、相手の攻撃の形になってしまう。11番の選手は動き出しが早いし、引いて来た時の受けも早いので、横パスは全然構わないから縦に入ってきたボールを注意しろと言った。(室町の起用について)よかったんじゃないですか。決定的なチャンスもあったし、それを決めきれればストライカーとしてよくなれる。(鈴掛のCB起用)選手がいないです。眞砂を2連発と思ったが、疲れがあった。星キョーワァンがいないので、元々CBをやったことのある鈴掛か渡邉で迷ったが、五体満足な鈴掛の方がいいと思った。(後半の選手交代)相手のCBがバテていた時にヘディングで勝てればチャンスがあるなと思った。須藤の場合は、大村がバテてしまったのでスピードがある須藤を使ってチャンスを作れればと思った。ダメでも一本あればと思っていた。ディフェンス力ではなくて、残っていたメンバーの中で一番足が速かったから起用した。(次回の筑波大戦)リーグ戦で1-4で負けているので、ぜひ借りを返せるようにしたい」

◆輪島 稜(経4)
「(今季初の無失点)正直安心した。これからも続けていきたいので頑張りたい。(ラインコントロール)今日はメンバーもいつもと違ったので、ラインが下がり気味だったところを上げるように指示を出した。なかなか上がらなかったが、いつもならもっとズルズル下がってやられていたかもしれない。なのでよかったと思う。(PK戦は得意か苦手か)苦手ですね。(いつ以来か)中学三年の高円宮杯が最後だったと思う。その時も負けていて、あまり勝っている記憶がなかったので勝ててよかった。(コースは読んでいたか)直感で、あまり深く考えないようにした。(チームメイトからどんな言葉をかけられたか)ありがとうとか最高だとかすごく言われた。(次戦に向けて)個人個人で課題は違うが、目指すところは勝って全国大会に出るということ。明日しか時間がないが、私生活からいろいろやれることはあるので、そこをやっていきたい」

◆熱川徳政(歴4)
「(今日は)日体大には、リーグ戦で勝っていて、だから今日も勝てるとは全く思っていなかったが、結果的にはPK勝ちということで、試合展開的には苦しくなったが、気持ちで勝ったことで、勝利につながったと思う。それでも、もっと全然できた部分もあったし、守備も崩されて失点しそうな場面もあった。次は筑波なので、そういうことを出していたら許されないので、もっと厳しさという部分を突き詰めてやっていかないといけないと思う。(今期初完封は)いつも失点しないことを意識してプレーしているが、やはり全国に行きたいという気持ちが強か ったので、最後まで全員で体を張って守れたと思う。(ラインコントロールは)DFラインが下がってしまうと、全体が広がって、間を突かれやすくなってしまうので、それをさせないためにDFラインを上げて、FWとDFラインををコンパクトにすることで、相手に自由を与えないように、ということを意識してお互い声をかけていた。(暑さの中、ピッチのプレイヤーで1人だけ210分フル出場だが)体力的な部分、フィジカル的な部分は自分の武器で強みだと思っている。さらに、自分は4年なので、チームの先頭に立ってやっていかないといけない。今後、連戦にもなり疲れはするが、気持ちでやっていくしかないという感じ。(PK1人目だが)決まったコースはないが、絶対に決めてやるという気持ちがあるので、問題なく普通に蹴れた。(筑波戦に向けて)自分が試合に絡めるようになってから、全国大会に全然出れていない。自分も4年なので、全国に行きたいという気持ちも強い。とにかく勝って、全国に行ければいいな、という気持ち」

伊勢 渉(法3)
「(今試合を終えて一番最初に感じたことは)(監督に)トーナメント制なので、PK戦という形になっても勝つことが第一と言われていたのでまず勝って次につなげることが出来たことが良かった。(感情としては、他に何かあったか)それは、めちゃくちゃ嬉しい。(今期初完封という事でしたが、前回の試合と比べてチームとして変わった事などはあったか)キーパーとも失点0にこだわってプレーをしようという話をしていた。危ない場面も作られ、反省点もあるが、結果として失点が0だったことは良かった。(試合中に頻繁に「ライン」という掛け声がかかっていたが、あの掛け声の意図は)ディフェンスラインが低く、中盤でセカンドボールが拾えなくなると、試合として、苦しい展開になるので、ラインを上げることを意識し、コンパクトにして、フォワードがこぼれ球などを狙いやすいようにラインを上げていた。(中盤とディフェンスの間が間延びしないようにするということか)そういう事です。(試合全体を振り返って、今どのように感じているか)勝敗がどっちに転ぶかわからないゲームで失点0にしっかり抑えて、最後はPK戦ではあったが、勝てて良かった。(今期出番が多くはなかったがそれについてどう感じているか)怪我などでリーグ戦の最初は出れず、復帰後、東京国際大学戦でレッドカードで退場になったりなど、結構チームに迷惑をかけたので監督から言われたことを意識してプレーしようと思う。(次の試合が筑波大学戦となるが、心がけたいことなどはあるか)リーグ戦の前期で筑波大学には1-4で敗れているが、そこで勝ったら全国に行けるので、皆んなで体を張って勝ちたいと思う」

なお、次回の3回戦は7月5日、味の素フィールド西が丘にて11:30より筑波大と対戦する。
味の素フィールド西が丘
〒115-0056
東京都北区西が丘3-15-1
都営地下鉄三田線本蓮沼」駅より徒歩10分
・JR「十条」駅より徒歩20分、または「赤羽駅西口」行バス乗車、「国立西が丘競技場」下車、徒歩3分
・JR「赤羽」駅西口より「池袋」行、「日大病院」行バス乗車、「国立西が丘競技場北門」下車、徒歩5分、または「トンネル経由 赤羽車庫」行、「王子駅」行乗車、「国立西が丘競技場」下車、徒歩3分


途中出場ながら、鋭い突破で相手を翻弄した中原

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