陸上部夏合宿'17 vol.5 〜「練習のうちから駅伝に勝つためのレベルで」ー4年生の思い〜

8月16日~9月2日の日程で、長野県(野尻湖志賀高原野尻湖)で夏合宿を行っている陸上部。主将・高本真樹(経4)、駅伝主将・工藤有生(政4)のツートップ体制でスタートした今年度は、新入生の活躍がめざましく、先輩たちも大きな刺激を受けている。


キャプテンとしてしっかりとチームを支える高本(石曽根和花撮影)


Aチームで練習を積む中西(奥田葉月撮影)


藤田コーチとともに選手と並走する藤木主務


主将の高本真樹(経4)選手(以下/高本)、藤木海人(法4)主務(以下/藤木)、中西亮貴(地4)選手(以下/中西)に、夏合宿の手応えや今後の抱負を伺った。


ーー上半期を振り返って
高本:箱根が終わって、ロードシーズンが残っている時期はみんながユニバーシアードに出るため、チームの雰囲気もうまくユニバーシアードの選考会に向けてやれていた。結果的に2人出場できたその流れはよかった。ロードからトラックに移行する時に、チーム全体としての目標が定まっていない部分があって、そういう部分でトラックシーズンは苦戦してしまった。


ーー具体的に目標としていたことは?
高本:ユニバーシアードの代表を狙っている者が練習を引っ張っていたが、他の者も立川ハーフで自己ベストを狙っていく意欲があった。チームとしていい雰囲気で練習ができていた。


ーー夏合宿を通しての調子は
高本:例年夏合宿は得意としているので、自信を持って練習ができている。自分は27日の黒姫駅伝に出場するので、別メニューで行った今日のポイント練習は、今のところ故障もなくきているので自分の中ではしっかりできていると思っている。

中西:上半期は自分はトラックを中心にやらせてもらった。チームとは別に練習をしたりもしていたので、距離を踏むという部分では少し踏めていなかった。トラックばかりを中心にやっていたので、その中で夏はみんなより予定を遅れるスタートになってしまった。今はみんなよりジョグの時間を長くしたり、距離を少しでも稼ぐように努力している。


ーー主務さんから見たチーム全体の雰囲気は
藤木:今年の夏合宿は、故障者が例年に比べて少ないというふうに感じている。練習が消化できるできないに関係なく、この合宿をやりきることがそれぞれの自信になると思う。故障せずに練習を継続していければまた自信になってレースで記録を残せるんじゃないかなと思う。


ーー先輩からみた1年生の様子は
高本:人数が多いというのもあるが、例年よりはしっかり練習を消化できているなと思っている。1年生はできてる者がいれば自分も頑張ってやろうというのが学年の中から伝わってくる。仕事などいろいろあって大変だと思うが、今のところはすごくうまくできているかなと感じている。

ーー4年生の雰囲気は
中西:4年生の中でも力の差は出てしまっているが、その中でもラストイヤーということもあって、例年よりかは本気になってやるという姿勢が見えていたりはすると思う。もっと4年生中心にチームを動かしていきたい。


ーー駅伝シーズンに向けて今後の課題は
高本:昨年、今の学年でいう3年生が箱根の復路に4人使われて、経験者がたくさん残っているのはすごく強みだと思う。それを練習のうちから駅伝で勝つためのレベルで練習していかないといけない。そう考えると夏合宿も練習を消化していることに満足せずに例年の先輩たちと照らし合わせて、そこまでのレベルでやっていかないと戦えない。上がそういう姿勢でやらなければならない。あとはBでできている者が多いので、BからAに上がってくる選手が夏合宿を経て秋口に人数がもっと出てきたらいいなと感じている。


ーー走りたい区間
高本:箱根の4区を2年生の時に走らせてもらって、その時は距離が1番短い区間だったが、その次から変更になって、今年中谷さんが走った。あそこの区間はキーポイントになる区間だと思っているので、そこをもう一度走りたいという気持ちがある。

中西:三大駅伝では4年生ということもあり、主力という区間を任せられるだけの力をつけていきたいなとは思っている。


ーー主務さんからこの夏合宿をどのように終えてほしいか
藤木:いい雰囲気でというか、チームで1つの目標に向かって。夏合宿の前にミーティングを行なって、この合宿をこなしていこうという目標を立てた。故障している人もこの合宿中に合流していこうということだった。最終的に三次合宿では全員が全員走れるような状態に持っていけるようにという思いがあるので、残り約1週間くらいの中で1人でも多くの選手が合流して、一次より二次、二次より三次という風にいい雰囲気にチームがなっていければいいなと思う。

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