白銀177球熱投!4時間34分の激闘は引き分けに

[硬式野球部]東都大学野球秋季2部リーグ対国士大1回戦
東都大学野球秋季2部リーグ対国士大1回戦が大和スタジアムで9月13日に行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。


10回2/3を無失点に抑えた白銀。9回絶体絶命のピンチを切り抜け吠える=大和スタジアムで(中川達夫撮影)


同点本塁打を放った平野


ベンチで迎えられる平野(26番)(奥野凌河撮影)


2安打を放つなど4度出塁した緒方理貢(法1)(中川達夫撮影)


1安打3犠打とつなぎ役に徹した青木健太(経4)


駒 大 000 002 000 000 000=2
国士大 100 010 000 000 000=2


       打安点
(8)米 満 710
(4)田 中 200
 H  菅  000
 4 新 井 100
 H 岡 本 100
 4 砂 川 000
(9)酒井良 710
(D) 東  700
(5)平 野 412
(2) 長  510
(3)岡田耕 610
(7)緒 方 520
(6)青 木 310
      計4882

       回 打安責
  東 野4 1/3 2152
  白 銀10 2/3 4160

 5回までに2点も先行される。しかし6回相手先発投手が負傷交代すると、2死一塁から平野英丸(地2)が右越えの2点本塁打を放ち同点とする。先発の東野龍二(商4)の後を受けた白銀滉大(法3)は9回、1死満塁とサヨナラのピンチを迎えるも、これを併殺打で切り抜け、試合は延長戦へ。同点以降は毎回のように走者を出しながら勝ち越せなかったが、白銀も177球の力投でサヨナラを許さず。4時間34分の激闘は結局両者譲らず、延長15回引き分けとなった。

◆大倉孝一監督
「(今日は)勝ちきるチャンスはいくつもあったが、最後の1本が出なかった。 (相手の先発投手にかなり粘っていた印象があるが)追いこまれたら粘っていくのがチームの鉄則にしている。そこからチャンスを作っていくというのはずっとやってきているので。ただ最後の1本が出なかった。(相手の先発投手が負傷交代したところで追いつけたが)ホームランだからなんとも言えない。(先発の)左(投手)が投げていても取ったかもしれないし、右(投手)が出てきても取れなかったかもしれないし。逆に言うと平野がよく打ってくれたという感じ。 (相手の主戦投手2人に球数を投げさせたのは明日につながるのでは)どんなピッチャーだろうが簡単には打てないと思うし、粘っていかないといけない。(明日に向けて)向こうだって15イニングやっているわけだから、もう1回仕切り直して1からやっていく」

◆米満一聖主将(市4)
「(今日は)投手が頑張ってくれた。なんとか粘ることができた。(自身の打席を振り返って)情けなさしか感じない。4年生として、主将としてあそこで結果を出さないといけない。(明日に向けて)全員で粘って最後まで集中力を切らさずに声を出して戦うことができたので、明日もそれを出して1つ1つ粘って戦っていきたい」

◆白銀滉大
「(177球の熱投だったが)そうなんですか。疲れました。抑えて味方の援護を待つという感じだった。15回は向こうが抑えた(勝ちがなくなった)ので、抑えようと思いきって投げた。(5回に1死満塁で登板したが、1失点で踏ん張れたのは大きかったのでは)出来ればデッドボールなく無失点で抑えたかったが、ギリギリ1点で抑えられたのは結果的に大きかった。(チャンスがありながら勝ち越せなかったがどう見ていたか)1回投げ終わって援護を待って、1回投げ終わって援護を待って。頼むという感じだった。(相手の投手陣も長いイニングを投げたが)かなりの球数を投げさせていると思うので、明日に響いてくるのでは。勝ってほしい。(明日以降に向けて)自分にできるのは後ろでゼロに抑えること。しっかりやっていきたい」

◆平野英丸
「(今日を振り返って)オープン戦の時から今日のような試合で粘るための練習をして来たので、集中を切らさずにとにかく粘ることができた。引き分けにはなったが、なんとか粘れたのはよかった。(本塁打を打ったのは)真ん中のまっすぐ。力まずに振り抜いたので、打った瞬間は行ってくれと思った。(打席に入るときは)前の回にサードのファウルフライを落として、その後に2点目が入ってしまったので、なんとしてでも一本繋ごうと思っていた。本塁打を狙っていたわけではないが、繋ごうと思ってそれでなんとか貢献できた。(明日に向けて)すぐに切り替えて、今日の勢いを持ってやっていきたい」


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次戦、対国士大第2回戦は9月14日(木)10時00分より大和スタジアムで行われる予定。

■大和スタジアムへのアクセス
小田急江ノ島線桜ヶ丘駅」下車 徒歩10分
小田急江ノ島線相鉄線 「大和駅」下車 徒歩15分


2安打を放つなど4度出塁した緒方理貢(法1)(中川達夫撮影)

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