連勝ストップ。無念のストレート負け

平成29年度秋季関東大学男子1部バレーボールリーグ戦、対筑波大戦が9月18日、キッコーマンアリーナにて行われた。結果は以下の通り。


苦手意識のある筑波大と果敢に戦った谷平=キッコーマンアリーナで(宮下響撮影)


橋本は2本連続サービスエースでチームの勢いを取り戻した(石曽根和花撮影)



<スコア>
駒大0-3筑波大☆
1set(19-25)
2set(14-25)
3set(19-25)


<スターティングメンバー>
♯1戸嵜嵩大(経4)
♯5土井友登(仏4)
♯11谷平拓海(現2)
♯13齋藤浩貴(歴2)
♯23山田大悟(経1)
♯27宮崎敬(歴3)★
♯32谷崎晃平(商1)
♯33山根晏輝(G1)★

★はリベロ


<最多得点>
戸嵜嵩大 15得点 {アタック 26本中14本(決定率53.8%)、ブロック 1本}



 3日連続の戦いの中、ここまで強豪校を相手に2連勝と勢いづいている。迎えた3戦目は筑波大との対戦。谷平が「1年前にやったときに惨敗した。苦手な印象がある」と話した相手にどこまでくらいついていけるか。
第1セットは序盤から相手のペースで試合が展開。サーブミスや、サーブレシーブで体勢を崩されるなど、サーブから主導権を握られる。終盤、ピンチサーバーの橋本が2本連続サービスエース。一時は勢いを取り戻したが、開いた点差を縮められず、このセットを落としてしまう。
続く第2セット。レシーブで粘ってボールを繋いでいくが、筑波大の強固なブロックを前にスパイクで思うように得点を稼げない。一方で、相手の攻撃に対してブロックが1枚になる場面が多く、スパイクを楽々と決めさせてしまう。早々に点差が開くと、無情にも試合は進んでいく。スコアが14-23の状況で劣勢を打破すべくセッターを土井から丸山に交代。しかし、追い上げる余地がないまま第2セットも失う。
追い込まれた第3セット。出だしから、戸嵜のキレのあるスパイクが相手コートに突き刺さったことを機に息を吹き返し、中盤まで接戦を演じた。だが、最後まで相手のサーブを攻略できず、無念のストレート負け。
終始試合の主導権を握られ、なす術なく試合を終えた。立ちはだかる壁は高かった。来週は早大と明大を相手に勝利の喜びを手にできるか。



鈴木淳平監督
「(今日の総評)相手がうち(駒大)よりも上手だった。それに尽きる。(幾度か連携ミスがあったが)今日みたいな試合内容で連携ミスが出るというのは、まだまだ力が足りないなという感想。(第2セット終盤にセッターの交代があったが)もっと早く変えても良かった。代わりに出る選手が変化をつけることができればもっといろいろできるだろうと思うが、あえてそのままにしてもやってくれるだろうというのとそのままやらせるべきだとも思う。今日は少し消極的な交代だった。(第3セットのタイムアウトで土井選手に出した指示は)次の攻撃パターンについて話をした。(昨日の試合よりトスが多くの選手に分散していたが)そうせざるを得なかったのはある。そこで、もう少しそれぞれが効率良く点数を取ってくれれば、また違う内容になったかと思う。(今日の試合で生まれた課題は)相手がリードしているのを追いかけていく展開はつらいもの。そこで、声をかけ合ってカバーしながらどれだけ踏ん張れるかが大切。今回は、相手のサーブのバリエーションが豊富だった。前に崩されることがあればまた違う変化もあって、6人それぞれが違っていてさらに1人1人の中でも変化があり、6人でサーブの連携が取られていた。今日はその点についてうちは甘かった。サーブでもう少し、昨日やおとといのようにポイントを取れていたら違っていたかもしれない。さすがにそういう内容で2日間勝ってきているので、相手も警戒していた。とりあえず、サーブポイントを取られないようにということが課題。(来週の試合に向けて)修正すべきところを修正して良い準備をして、1セット1試合を大切にやっていきたい」


◆戸嵜嵩大(経4)
「(今日全体を振り返って)向こうのサーブが走っていて、常に劣勢で単調な攻撃になってしまった。力の差が出てしまった。(相手のサーブが走っていたぶん、レセプションがセッターにうまく返らなかったか)すごくサーブが早く対応できなかった。(ブロックは相手に振られていたか)こちらのサーブが向こうのチャンスになってしまった。相手のセッターはとても頭が良くて、クイックの動きとかを見てどこに挙げてくるのかを常に考えていた。(序盤は打数が少なかったが)先日まで打数がとても多かったので、今日はあえて少なくしようとしていた。でも、全然ダメだった。(3セット目以降は打数と共に得点も増えていったが)相手がリードブロックで、レフトの攻撃に対してストレートを開けていた。それをもっと早く気づいていたらと思う。(クロスに打つことが多い中でストレートが決まっていたが、そこは修正できていたか)その通りです。(次戦に向けて)今回の敗戦でチームの士気も下がってしまっていると思うので、この1週間で上げ直して上位に食い込めるようにやっていきたい」





次戦、対早大戦は9月23日(土)14:00頃~深谷ビッグタートルで行われる予定。

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