2度の雨天順延の末完敗 2部生き残りをかけて入替戦へ

[準硬式野球部]東都大学準硬式野球秋季リーグ2部対亜大2回戦
東都大学準硬式野球秋季リーグ2部対亜大2回戦が10月28日、朝霞中央公園野球場で行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。


田中(右)は2安打を含む3出塁するも得点には結びつかず=朝霞中央公園野球場で(富岡亮弥撮影)


今季初スタメンの伊藤は2回に中越三塁打を放った


二度のスーパーキャッチで守備でも魅せた長谷川



駒 大 000 000 000=0
亜 大 400 010 30×=8

      打安点
(8)山 下 400
(9)長谷川 410
(5)西 原 410
(2)田 中 320
(D)中川賢 310
 H谷 口 110
(7)川 原 410
(3)岩 崎 410
(4)伊 藤 210
 H加 園 110
 R船 崎 000
 4石 川 000
 H関 矢 100
(6)浅 井 300
    計 35100
二塁打:長谷川(1回)
三塁打:伊 藤(2回)

      回  打安責 奪三振 四死球
●小林正  5  2355  5   4
 渡 邉  3  1621  4   2

 2度の雨天順延があり、約2週間ぶりの試合。何としてでも勝って3回戦に持ち込みたい駒大の先発は小林正人(法3)。初回、立ち上がりの投球が上手くいかず、3四球の後、満塁左越本塁打を打たれいきなり4失点を許す。5回にも本塁打を放たれ、5回5失点で降板した。
 打線は初回に長谷川陽祐(経2)の左中間への二塁打や、2回2死から伊藤吉之介(商3)が中越三塁打を放つなど、何度も得点のチャンスを演出するがそれを活かせず。10安打無得点という結果に終わった。
 リーグ戦で最下位に終わったからといって下ばかり向いてはいられない。この先の入替戦で2勝し、2部に残留することが絶対条件だ。諦めず前だけを見る。

◆中川 賢人学生監督(現3)
「(振り返って)一番はまずピッチャーが試合を作れなかったということ、加えて一点も取れなかったことが良くなかった。その結果が全て。(前の試合から2週間空いたが準備などはどうだったか)準硬式で自分たちのグラウンドを持っていなくて、グラウンドを借りて練習している。ほとんど雨だったのでグラウンド状態が良くなくて、正直あんまり準備はできていなかった。各自での練習に任せていた対策になっていた。相手も条件は同じだと思うので言い訳にはできないが、雨天順延などで間隔が開いた後の試合というのは難しいなと思った。(今日の試合は初回にいきなり4失点を許したが)ピッチャーが一番間隔が開いた時に影響が出て、一番立ち上がりという部分で不安だった。四球で出したランナーをホームランで返してしまったことは、相手の勢いに乗らせてしまったし、1回表の自分たちの攻撃で、チャンスに自分が打てなかったことも流れを向こうに持っていかれた要因だと思う。4点を取られてもまだ8イニングスあるという気持ちでいた。だが、初回の攻防でかなり危機感は持っていた。(2部で戦った秋季リーグ戦を振り返って)3部とは全然違うチームでやっている感じ。雰囲気以上に、選手一人ひとりの成績というか、バッティングもピッチャー陣も思うように結果を残せていないチーム状況が続いているなと。なんとか脱出したいな、と思っていたが最後まで暗いトンネルを抜けきれなかった。(秋、印象に残っている試合は)個人的にはリーグ戦初戦の法政大Ⅱ部の試合。この入りからリーグ戦の悪い流れが始まった感じはした。2部でやっていけるという自信をもって臨んだが、いきなり出鼻をくじかれたので。いい試合という意味では、日体大戦で2連勝して勝点を取れた試合。どっちもすごくよかったなと思った。(入替戦をどのように戦っていきたいか)悪いものは全部出たと思っていくしかないし、自分たちは3部に下がった代を見てきているので、その代と同じようなことをしないようにできることをやって、残留できるようにチーム一丸となってやっていきたい。」


◆山下 翔主将(経3)
「(今日の試合を振り返って)何とも言えないですね…。ひどい試合だったとまず純粋に思った。試合の入りも悪くて、ピッチャーがフォアボールフォアボールフォアボールからの満塁ホームラン…。雨で2回順延して試合勘が鈍っていたのはわかるが、そういうのが響いたという印象。(初回の4点でチームの勢いは変わったか)初回取られても4点くらいは取らなければ勝てないのでそこは問題ない。チャンスも作れてて点を取ろうとしていたが、そこで決めきれなかったことが、試合を接戦に持ち込めなかった原因。(秋季、2部で戦ってみてどうだったか)やっぱり3部と空気だったり野球の質だったりということがいい意味で全く違うので、そう考えると次に来年2年が3年に上がって最上級生になったときに、3部でやらせるのは可哀想だと思う。一回2部に上がってまたすぐに、3部に下がるというのは恥ずかしいことだと思うので、何とかして入替戦で勝ちたい。(入替戦に向けて意気込みを)先制点を取られると今日みたいになる。こっちが先制点を取れれば勢いに乗れるので先手必勝で。絶対に入替戦は勝たなければいけないので、気持ちを入れ替えてやっていく。」

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