日野、田村、古川が2回戦突破でインカレ出場決定!

平成29年度関東学生テニストーナメント大会2日目が5月3日、有明テニスの森公園にて行われた。大会3日目となる今日は昨日中断された男子シングルス2回戦、女子ダブルス1回戦、女子シングルス2回戦が行われた。


格上相手に勝利をした田村=有明テニスの森公園で(小倉笑香撮影)


日野は攻めのプレーを見せた(写真は3回戦)(石曾根和花撮影)


冷静なプレーで快勝の古川(田中碧撮影)


流れをつかみきれなかった岩田


後半、怒涛の追い上げを見せた梶谷

果は以下の通り。


〈男子シングルス2回戦〉
〇日野勇人☆ (6‐3、7‐5) 山西大(専大)  
〇田村迅☆ (6‐2、6‐7、6‐1) 中村進之介(慶大) 

〈男子シングルス3回戦〉
●日野勇人 (2‐6、5‐7)  高村佑樹(早大)
●田村迅 (3‐6、1‐6) 斎藤聖真(早大)

〈女子ダブルス1回戦〉
●古川真実・梶谷亜美 (5‐7、4‐6) 前田夢佳・林香那(日大)

〈女子シングルス2回戦〉
●青木美映里 (1‐6、1‐6)向井マリア(慶大)
●梶谷亜美 (1‐6、6‐7) 杉木友香(筑波大)
●岩田愛永 (2‐6、1‐6) 松本安莉(山学大)
〇古川真実☆ (6‐2、6‐1) 林夏鈴(専大)    

※ ☆はインカレ出場決定


男子シングルス2回戦。田村は本戦常連の選手を相手に流れをものにし第1セットを奪うも、第2セットは苦戦を強いられる。勝負の第3セットでは、勢いを取り戻し相手のゲーム数を1ゲームに抑え、勝利。インカレ出場を手にした。昨日の試合中断があった日野はチャンスを逃さぬ攻めのプレーを見せた。第2セットは競り合ったものの、ストレート勝利を収めた。女子シングルス2回戦に出場した古川。落ち着いた冷静なプレーで終始リードを保ち、相手に付け入る隙を与えなかった。本日の試合で日野、田村、梶谷の3人がシングルス2回戦を突破。インカレ出場を手にした。

◆江口淳一監督
「(今日の総評)男子の日野と田村が、インカレの本戦ストレートインを決めた。試合を見ていたが、すごい格上の強い選手に立ち向かっていく姿はみんなに勇気与えたと思うし、チームの刺激になった。駒大としては、久しぶりのインカレストレートインの選手が出たし、複数は初めてなのでチームにとって励みになったし元気を与えたと思う。それに比べて女子は、本数上がっている割には活躍していないので、コンソレーションなどの残っている試合は頑張ってほしい。(明日に向けて)一本でも多く勝てるようしっかりやってほしい」

◆日野勇人
「(2回戦は昨日の続きからだったが)昨日1セット目を取ったので2セット目で終わらせようと緊張していたが、最初からすんなり入ることができた。(試合を振り返って)緊張しながらも自分らしいテニスをして、ぎりぎりの末勝つことができて良かった。(自分らしいテニスとは)相手が一生懸命繋いできた球を甘くなったときにしっかり決める、相手が1番がっくりするようなテニスをするように心がけている。(対戦相手は)サーブとフォアが強烈だったが、バックが苦手なようだったので、自分も得意なフォアを生かしてとにかく回り込んで相手の苦手なバックをついて、最後にボレーで決めきるという形で試合ができた。(3回戦を振り返って)以前に勝ったことのある対戦相手だった。1試合目(2回戦)の疲れがいきなり表れてしまい、入りが甘かった。メンタルが甘かった。勝てない相手ではなかったのでもったいないことをしてしまった。(2セット目はタイブレークまでもつれたが)「ここを取れたら3セット目まで行けるぞ」と自分を鼓舞したが、相手が乗ってしまっていた。(インカレ出場が決定した心境は)去年はインカレの予選で中央大の同学年の選手に負けてしまい、悔しい思いをしたので今年はインカレ本戦への出場が決まって素直に嬉しい。(明日のダブルスの意気込みは)シングルス同様、インカレ本戦の出場を決めたい。去年は4年生と組んでいたが、去年リーグ戦でも個人戦でも負けた相手なので、今年は同期の田村と勝ちたい」

◆田村迅
「1試合目はインカレ本戦がかかっていた。チームの皆が応援してくれ、負けられないというか、今まで練習してきたことを全て出し切ろうと頑張れた試合だった。2試合目は体力的にも少し厳しく、なかなか自分の思いどおりのプレーができなかった。各上の選手だということはわかっていたのでチャレンジという挑戦の気持ちでプレーしていた。(インカレ出場が決定した心境は)あまり実感がないが、素直に嬉しい。(結果を受けて)自分の力で勝てたというより、チームの力で勝つことができた。応援の力もあり、全員で勝てた試合だと思う。全員で戦って、格上の選手に勝つことができた。(改善点は)もっと上で戦うことになると、1日2試合あることも増えてくる。1日2試合を平気でこなせる体力と精神力の部分を強化していくべきだと感じた。(明日のダブルスの意気込みは)相手は相方(日野)が去年負けてるペア。リベンジを果たしてしっかり勝って、シングルスもダブルスも本戦に行けるよう思い切っていきたい」

◆古川真実
「(試合を振り返って)ダブルスは昨日より良い流れがあったが、出だしで3‐0となり劣勢になってしまった。良い流れはできたので明日のコンソレーションでインカレ予選を決められるようにしたい。シングルスは自分の武器であるフォアを中心に攻めることができた。守るところと、攻めるところをしっかりと見極めてプレーすることができた。(シングルスの対戦相手は)打っても打っても返ってくる相手だったので、自分が先にミスをしないように意識していた。スピン系の選手だったので、きつくても走って取るようにした。(インカレ出場が決定した心境は)素直にうれしい。去年も出ることができ、今年も出ることができてうれしいが、まだ終わりではない。皆が一丸となって応援してくれているので、その応援をパワーに、一つでも多く勝てるように頑張りたい。(今日の試合で得られたことは)フォアを良くすることができたこと。守るところと攻めるところのメリハリをしっかりつけられたところが良かった。(改善点は)少しリードするとテンポが一定になってしまったり、後ろで守りながらプレーしてしまうので、しっかりと畳みかけるようにプレーしたい。(明日に向けて)相手はシードの選手。立ち向かっていくだけなので思い切ってやっていきたい。ダブルスのコンソレーションはインカレ予選がかかっているので緊張すると思うが、自分も亜美(梶谷)もチャレンジャーの気持ちを忘れずに、しっかり自分たちのプレーしていきたい」


流れをつかみきれなかった岩田

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