大塲・熱川 ”藤枝東コンビ”の活躍で前期白星フィニッシュ

[サッカー部]第91回関東大学サッカーリーグ戦・第11節・対専大
第91回関東大学サッカーリーグ戦・第11節・対専大戦が6月25日、岩名運動公園陸上競技場で行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。


先制点をマークした大塲は雄叫びを上げる=岩名運動公園陸上競技場で(宮下 響撮影)


熱川は前期リーグ全試合にフル出場を果たす


チームトップの得点数を誇る高橋。今日も再三決定機を演出



【スコア】
駒大2−1専大
 (2−0)
 (0−1)

【得点者】
13分:[駒]大塲(中原)
36分:[駒]熱川(PK)
51分:[専]三沢

【メンバー】
GK 輪島 稜[4]
DF 荒木直道[4](→53分 深見侑生[2]) 星キョーワァン[2] 伊勢 渉[3] 熱川徳政[3]
MF 渡邉黎生[4](→71分 小口大司[4]) 大川雅史[4](→61分 鈴掛 涼[3]) 中原 輝[3] 大塲淳矢[4] 安藤 翼[3]
FW 高橋潤哉[2]

【SUB】
GK鈴木悠太[1]
DF上田哲也[4]
MF大村英哉[4]
FW小田駿介[4]

 本日躍動したのは静岡の名門・藤枝東高校出身の二人だった。13分、中央で相手のボールをカットした中原がスルーパス。反応した”後輩”大塲が右足でゴールネットを揺らす先制弾で幕を開けた。攻める駒大は37分にペナルティエリア内で相手と交錯した中原のプレーがPKの判定となる。”先輩”熱川は前節に続きPKを落ち着いて蹴り込み、追加点を挙げた。後半に入ると、相手のサイドを使ったパス回しを前に、徐々に劣勢に立たされる。終盤の82分にペナルティエリア内で星が相手を倒してしまい、PKを献上。差を詰められるものの、リードを守り切り、前期最終節を勝利で締めくくった。

◆秋田浩一監督
「(荒木(直道)の右SBコンバートは)雨が降ると思っていたので、まじめにコツコツと確実に守備を1番こなせる選手が彼だった。速さの面で不安はあったが、抜かれることもなくきちんとボールをカットできていた。(守備の面では)全体的に相手のスピードに付いていけてなくてダメだった。もう少し早く詰めていければプレッシャーをかけられたと思うが、普通にやられて抜かれていってしまった。我慢の限界が来たので色々と選手を変更した。2ゴールは挙げたが、それでも失点してしまい少しがっかりしている。星に関してはPKを献上してしまうプレーを今季3回くらいやってしまっているので、もっと学習してほしい。(ボランチに関して)故障者が出ているし、大川(雅史)も渡邉(黎生)も怪我したので、ベンチに下げるしかなかった。(前期終了だが)個人的にもう少しできるかと思っていた。勝ち点18ぐらいには。守備の面でも個人個人では行けるが、チーム全体のプレーで守っていけないので、もう少し意思の疎通をやっていかないと厳しい。ただ勝ち点15はここ数年では1番良い勝ち点だし、選手も段々と良くなってきているのでこれからだと思う。(今季印象的な節は)ダメなりに善戦した明治戦や、それなりにできていても4点取られてしまった筑波戦が印象的だが、勝負のあやは一人が気を抜いたりするとそれでやられてしまうことがある。筑波戦では、右サイドのところですべてやられてしまった。1点目もラインを右サイドの選手が上がっていればオフサイドだったのだが、そういった面を含めて、意思の疎通、グループのやり方がまだまだだった。(総理大臣杯予選へ向けて)大学の試験や、高橋、星が抜けるので、もう一回考えて選手を鍛えていけたらなと思う」



◆大塲淳矢(法3)
「(初ゴールは)入った瞬間はすごく嬉しかった。去年の後期からボランチでバランスをとるという役割はできていたが、ゴールを取るという目に見える形の結果が出ていなかった。今期は自分自身あまり調子も良くなく、いいプレーができなくて、スタメンを3試合外されていた。もう一度出させていただいていたが、プレー次第でまた試合に出れなくなってしまうことも考えられた。今日その目に見える結果が出た。(1、5列目のプレー、ギャップは)トップ下は、高橋(潤哉)の周りを走り回って、セカンドボールを周りの選手に渡すのが役目だが、ボランチとはまた違った動きがある。自分自身トップ下をやるのは今季に入って初めてだったので、違和感はあるが、それで自分の運動量を生かして、チームに貢献できるのであれば、喜んで出たい。(自身の守備の面では)相手にボールを回されるのは分かっていることなので、その中で、例えば高橋が疲れていて、ボールを追いきれない厳しい場面では自分がある程度フォローで動けたと思う。相手の攻撃の時に自分が下がって大川(雅史)のところまで下がるが、相手が2列目から飛び出してきたときにチェックに入るのが苦手なので今後はそれをもっと意識して改善していきたい。(総理大臣杯予選へ)後半の最後のほう、少しばててしまった部分があるので、1試合通して走り続けられるように体のコンディションを調整していきたいと思う」

◆渡邉黎生(G4)
「(今日は)勝ちというものが一番大事な試合だった。結果にこだわろうというのは個人としてもチームとしても意識していた。内容はともあれ結果として勝てたことは大きかった。でも突き詰めないと行けない部分がある。前期無失点で終われた試合がないので、そこは総理大臣杯と後期に向けてこの夏で改善していかなくてはいけない。(失点の原因は)立ち上がりと終盤の失点が半分以上ある。入り方というのは試合含めてやっていく必要がある。なんといっても、練習でやったことしか試合には出ないと思うので、練習の姿勢をもう一回改めて、その中で質を高めていかなくてはいけない。やらなくてはいけないことはやらなくてはいけないので、お互いが厳しく求め合わないと行けない(ボランチのコンビ)一人一人良さがある。でもチームとしてそのポジションで求められることは変わらないので、それをしっかり意識したうえでそれぞれ良さは違う。(カップ戦に向けて)夏は後期どれだけいい準備をできるか。来週から始まる総理大臣杯はしっかり全国大会に行って、そういう舞台を経験するのは自信になる。そこを目指してやるのと、自分たちが気持ちをあげるためにも厳しくやっていきたい」

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