2Qで流れ一変。攻守ともに及ばず首位に完敗
第93回関東大学バスケットボールリーグ戦が9月24日、日本体育大学世田谷キャンパスで行われた。結果は以下の通り。
2Q以降失点を重ねた=日体大世田谷キャンパスで(中川達夫撮影)
3Qはオフェンスが機能せず、わずか7得点に終わった。頭を抱える石井
22得点を記録した澁田
●駒大 65-89 神大○
(1P 15-8)
(2P 17-31)
(3P 7-21)
(4P 26-29)
【スターティングメンバー】
PG 前田祥太 (営4)
PF 渡邉健太 (経4)
F 石井峻平 (G4)
F 針生信洋 (営3)
PG 大髙祐哉 (営2)
【スタッツリーダー】
得点 澁田怜音 22
櫻井啓翔 13
リバウンド 針生信洋 8
渡邉健太 5
3連戦の最後は首位を走る神大相手との一戦。ゾーンディフェンスがはまった1Qでリードを奪うが、2Q以降流れが一変。その守備が崩れ、2Qだけで31失点を喫し逆転を許してしまう。反撃したい3Qは痛恨の7得点に終わり、21点差に。4Qに意地を見せたが、差は縮まらなかった。積極的に仕掛けた澁田が22得点の活躍を見せたものの、完敗となった。
◆斎藤崇人コーチ
「(試合を終えて)悔しい限り。(3連戦だったが選手の疲れは)疲れは溜まっていたのかもしれないが、ケアはしていて動き自体は悪くなかったと思う。(2Qに31失点がしてしまい、その後なかなか反撃できなかったが)2Qで相手を乗せてしまったのがよくなかった。1Qはしっかりミーティングで話し合ったことができて抑えられたが、2ピリで乗せてしまったのが本当に悔しい。(相手への対策は)ディフェンスはゾーンで。相手は一発で決めてくるチームではなく何回も合わせるプレーが多いので、チームで守っていくという話をした。オフェンスはアグレッシブに攻めていくところ。カットインして中に攻め込んで、その後パスを捌いたり、単発にならないように積極性に攻めようと話した。1Qのディフェンスは良かったが、それ以降はコミュニケーションが取れないことが多く、相手に気持ちよくシュートを打たせてしまったことにつながった。また、ディフェンスの流れが悪くなってきた時にオフェンスでも足が止まってしまい、人とボールが動かない状態が長く続いてしまった。オフェンスでも流れがこなかった。(次の試合に向けて改善したい点は)ルーズボールやリバウンド、ライン際のボールのところが今日自分たちにビッグウェーブを持ってこられなかった原因だと思う。泥臭いプレーを大切に、白井ヘッドコーチが何回もおっしゃっているセカンドチャンスをものにするところをしっかりやること、そして相手にセカンドチャンスを与えないところをもう一回確認したい」
◆前田祥太
「(試合を終えて)1Qはしっかり戦えて勝っていたが、2Qで31点取られたのが敗因でもあるし、そのまま3Qに相手を勢いづかせてしまったというのが敗因かなと思う。(2Qで大量失点し、3Qでは1桁得点に終わってしまったが)神大はディフェンスがすごくいい。そこで上手くパスがまわせなかったし、インサイドにも落とせなかった。そのオフェンスの悪さをディフェンスでも引きずってしまったと思う。(相手への対策は)前回同様ゾーンディフェンスでやろうと話していて、前回はスクリーンをかけられてピックプレーでやられたので、その対策を考えてやってきた。1Qは手応えがあったが、2Q以降は自分たちの思うようにはできなかった。(3連戦だったが疲れは)あったと思うが、タイムシェアしていたし、そこまでなかった。(次の試合に向けて改善したいところは)途中で気持ちが切れてしまう部分があった。そこは絶対になくさなければいけない。来週は日体大と中央大で強い相手なので、チャレンジャー精神でやっていくことが大事。そして練習をしっかりやっていきたい」