圧勝で、林田らが準決勝進出!
[ボクシング部]第79回全日本アマチュアボクシング選手権大会・2日目
第79回全日本アマチュアボクシング選手権大会・2日目が11月20日、鴨川市総合運動施設文化体育館にて行われた。結果は以下の通り。
左を中心に巧打を決めていく林田=鴨川市総合運動施設文化体育館で(橋本圭史撮影)
試合の主導権を握り続けた清水
要所で好打を放つ濱崎
【ライトフライ級】
林田太郎(経2)○RSC●村主康紘(龍谷大)
【フェザー級】
清水聡(H20年卒、現・自体校)○棄権●清水康俊(道都大)
【ミドル級】
濱崎良太(禅1)○ポイント●岡田良綱(静岡県連)
※RSC・・・レフェリー・ストップ・コンテストの略
ライトフライ級・林田は、鋭い左ボディや左右ストレートを相手のガードの隙間に巧みに打ち込み、加点していく。強打で相手を完全に封じ込める圧勝で、準決勝に進出した。フェザー級・OB清水は、得意の中間距離で右からのワンツーを打ち込むなどで積極的に攻める。1R中盤、強烈な右フックでカウントを奪った直後、相手セコンドからタオルが投入された。ミドル級・濱崎は、うまく相手のパンチをかわしながら、左リードからの力強い右ストレートを中心にポイントを奪う。終盤、接近戦での打ち合いとなるが、カウンターで応戦。初出場の全日本で勝利を挙げた。
◆小山田裕二コーチ
「林田は、力の差がある相手だったから、やるべきことができるように指示した。やらなきゃいけないことをわかってるから、常に向上心持っててていいと思う。濱崎は全然ダメ。手出して仕掛けないで、相手を見すぎている。もっとアグレッシブにいかないと。(明日の相手は)強い選手。しっかり構えて日頃やってることを出すことだね」
◆熊本道之コーチ
「林田は、言われればできる。だけど指示される前に、自分の腕で(相手の状況を)わかるようにしなきゃ。濱崎は、1Rに行っとけば相手の心が折れたのに。(明日は強豪との対戦だが)負けでもともと!一生懸命力だして悔いがないように」
◆林田太郎
「初戦の入り方は大事だけど、体が重かった。(今日の試合は)納得いかない。左で突いて右ストレートでポイント取りたかった。アッパー系を入れたりして幅を増やしたかった。明日の相手はチームメイトの楠が負けた相手。彼の敵を取る。決勝がヤマだと思うので気負わずいきます」
◆清水聡
「今日の調子はよかった。でもバランスがまだ悪い。打ち方もよかったし、パンチも重みが増してきたけど、しっくりこない。最後は右フックで決めた。(国体はライト級だったが)フェザー級の方がやっぱラクですね!」
◆濱崎良太
「全日本は初めてだけど、緊張しなかった。逆に気が抜けてしまった。手数が出せず物足りない試合。1Rで倒せた相手だった。3Rからのがやりやすかった。攻めてきてくれた方が、得意のカウンターがとりやすい。自分から攻めるのが苦手なのを直さなければ。(明日は)去年のチャンピオンが相手だけど楽しみ。やるしかない」