遠いゴール、痛すぎる1点 駒大、天皇杯への道潰える準決勝敗退

[サッカー部]第97回天皇杯全日本サッカー選手権大会東京都代表決定予選トーナメント準決勝
第97回天皇杯全日本サッカー選手権大会東京都代表決定予選トーナメント・準決勝対慶応大戦が3月22日、国士舘大学町田キャンパス多目的グラウンドで行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。


ゲームキャプテンを務め、攻守に奮闘した熱川=国士舘大学町田キャンパス多目的グラウンドで(宮下響撮影)


サイドを切り裂きチャンスを演出した大村


中原はドリブルでチームの攻撃を牽引



 駒大0-1慶応大☆
  (0-1)
  (0ー0)


【得点者】
19分:[慶]近藤



【メンバー】
GK輪島 稜[4]
DF須藤皓生[3]、星キョーワァン[2]、眞砂慶太郎[4]、熱川徳政[4]
MF大塲淳矢[3]、川﨑貫太[3]、中原 輝[3](→80分小田駿介[4])
FW高橋潤哉[2](→65分小口大司[4])、大川雅史[4](→72分坂本和雅[3]、大村英哉[4]

【SUB】
GK角井栄太郎[3]
DF小川礼太[2]
MF荒木直道[4]
MF伊藤大祐[3]
※[ ]内数字は学年


前半立ち上がりから両チーム機を見てうかがう試合運びを展開し迎えた前半20分。相手GKのゴールキックに対応が遅れ、左サイドハーフの位置から右足のミドルで駒大は先制を許した。先制を許した後も果敢にゴールを狙うが、フィニッシュの精度に欠け得点機をものにできない。後半、駒大は前線を3トップに変更するなどで打開を図ったが、状況は変わらずそのまま試合終了。前半での失点が響いた駒大は準決勝で敗退となった。

◆秋田浩一監督
「(今日の結果を受けて)負けは負け。運動量や球際の強さなど、だれでもやれることをもう一回きっちりやれば戦えたと思う。(敗因は)今は運動量もなければ戦えていない。思ったよりもやれていなかった。(新イレブンの特徴に合わせたところ)前みたく”ボカンボカン”蹴っても空中戦強い選手がいないので、外から攻めて、ボールを早くつなぐことをコンセプトにしている。そのためにはポジショニングをしっかりすることと、強いパスを出すことを練習してきた(効果は)ダメなりには相手のゴールに迫れていた。ただ勝つためにはまだ厳しい。フォワードも今誰を起用するか迷っていて、今日は調子のいい選手の順で起用した。(懸念は)CBの伊勢がケガしてしまったので、誰を起用するか四苦八苦している。(リーグまで3週間だが)外から速い攻めを徹底するのと、もう少し前線からプレスをかけられるようにしたい。」

◆渡邊黎生主将(G4)
「(主将としてベンチからどう見たか)練習でやった形が攻守で出ていなくて残念だった。純粋に戦う気持ちをもっと持ってがむしゃらにプレーした方がいいと思った。(失点後の動きは)チャンスは多かったと思う。そこからのセットプレーを練習して、決定力を上げて‶モノ”にできるようにしていきたい。そのためにもセットプレーで‶決めていく気持ち”も併せてリーグ開幕までに詰めていきたい」

◆熱川徳政(歴4)
「(ゲームキャプテンとして迎える試合は)正キャプテンの渡邊黎生がいない自分が勤めることになったが、今後こう言ったことはあると思うので、自分の経験を生かしてリーダーシップをとっていきたい。(結果について)勝たなければ意味がなかった。天皇杯はこれで終わったので、リーグ戦へ向けてもっと勝ちにこだわる姿勢にこだわっていきたい。(セットプレーの課題は)キックの質ももちろん合わせる選手の部分ももっと詰めていかなければいけなかったので練習からもっと意識していきたい。(連携面では)どのメンバーでも結果を出さなければ意味はないので、開幕までの時間で誰が出ても大丈夫なように詰めていきたい。(相手が駒大のサッカーを潰してくる意識を打開するには)自分たちは空中戦が多くなるが、たとえ空中戦をつぶしにかかったとしても守備の球際の強さやボールを奪ってから速く攻め切る部分で相手を上回って自分たちのサッカーに引き戻せればと思う。(リーグ戦へ向けて)総理大臣杯やインカレに出るためにはリーグテーブルでも上位につけなくてはいけないので、1試合づつ勝ち点3を積み重ねていきたい。」


なお、次回は4月16日、東洋大学朝霞グラウンドにて11:30から桐蔭横浜大と第91回関東大学サッカーリーグ第1節が行われる。

【会場へのアクセス】
東武東上線朝霞台」駅、またはJR武蔵野線北朝霞」駅より、徒歩10分

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