坂本、左足一閃!天皇杯予選のリベンジを果たすリーグ2勝目!

[サッカー部]第91回関東大学サッカーリーグ戦・第3節・対慶応大戦
第91回関東大学サッカーリーグ戦・第3節・対慶大戦が5月3日、江戸川区陸上競技場で行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。


わずか10分間の出場で大仕事をやってのけた坂本=江戸川区陸上競技場で(宮下響撮影)


今季初出場の大川は前線でチャンスを演出


熱川は決勝点をアシストした


CKの際に集う星、高橋、上田


【スコア】
☆駒大2ー1慶大
(1−0)
(1−1)

8分:[駒]星(中原)
72分:[慶]渡辺
87分:[駒]坂本(熱川)

【メンバー】
GK 輪島 稜[4]
DF 熱川徳政[4] 星キョーワァン[2] 上田哲也[4] 須藤皓生[3]
MF 中原 輝[3](→80分 坂本和雅[3]) 大塲淳矢[3] 荒木直道[4] 大村英哉[4]
FW 大川雅史[4](→57分 川崎貫太[3](→90+1 小川礼太[2])) 高橋潤哉[2]

【SUB】
GK鈴木悠太[1]
DF眞砂慶太郎[4]
MF安藤 翼[3]
FW小田駿介[4]


 GW3連戦の2戦目となった今節は、3月の天皇杯予選で0ー1と敗北した慶大との対戦。まず試合が動いたのは8分、MF中原のCKをファーでDF星が詰めて先制。その後は相手にボールを持たれる展開が続き、個人技で幾度もゴールを脅かされるもゴールを許さず、前半をリードしたまま折り返す。後半に入ると連戦の疲れからか運動量が落ち、徐々に押し込まれて迎えた72分、慶大にミドルシュートで同点に追いつかれる。だがこのままで終わらない駒大は80分、スピードとパンチ力を兼ねそなえるMF坂本を投入し勝ち越しを狙う。そして87分、左サイドでパスを受けたDF熱川が坂本へスルーパス。坂本が相手をかわし左足を迷わず振り抜くと、ボールはゴールに突き刺さり駒大が勝ち越しに成功。試合はそのまま終了し今季2勝目を挙げた。

◆秋田浩一監督
「(チームの調子)けが人が多いので、そんなにいい状態ではなかった。うまく回せればいいかなと。なので1年生は今日は休みにした。連戦があるときついので。(ボランチの固定)今日のように連戦だと大場はもしかしたら出来たかもしれないけれど、荒木(和道)や小川(礼太)は試合の間隔が短くて、まだ週末も試合があるので今日は頑張れて動けるのがいいかと思っていたところ。(対慶応について)相手のセンターフォワードのタイプが前回(3月の天皇杯予選と)違ったので、一概には言えないが、前回はサイドから早い攻撃をしてきたが、今回は慶応も7番や11番、右サイドの2番をうまく使ってゆっくり繋いでサイドチェンジをしてきた。途中うちの選手もバテてしまったのでずっと下がってしまって相手と間が空いてしまった。何度も『下がるな』と怒鳴っていたんだけど厳しかった。(バイタルを使ってくる相手に対しての対策)練習で何回もやってるんですけど、そういうボールが来たらこういう場面やああいう場面といった練習はしている。昔の専大や筑大、明大がそうだったので、結構練習しては来ているんですけど、今日はうまく7番の子に対するマークの受け渡しがきちんとできていればあんなにやられなかったと思う。最初の方はうまくできていたので荒木と大塲のどっちかがちゃんとしていた。少し疲れて来て、相手が目の前にいても行けない。行くとかわされちゃうから。そこを(星)キョーワァンや上田(哲也)がキツく言っていればというところ。そこらへんは相手が上だったと思う。(坂本について)今日は暑いから、こんな状態だったので迷っていた。もう少し早く使おうと思っていたが、彼は左足のパンチ力とスピードもある。一回だけ仕事してくれればいいかなと思っていた。今日のようなスーパーゴールを決められるパンチ力はある選手。いい時に出てくれたと思う。(決勝点のシーン)ああいう攻撃を望んで練習をしている。早くボールを回せればいいのだが、いざとなるとやっぱり疲れて来て前にボーンと蹴ってしまう。前に蹴れとは自分も言っているが、もし人がいないならしっかり横で繋いでと言っている。早い攻撃がきっちり繋がってゴールになった。ああいう形を狙っているのだが、ミスパスが多いと感じる。(次節)春に一回試合をしていて、うちが4-1で勝ったが、速い選手にはタジタジながら粘って粘って勝った。諦めたらスピードでやられてしまうので、継続して粘れればいいと思う」

◆熱川徳政(歴4)
「(試合を振り返って)結果的に2-1で勝てたことが大きかった。それでも試合後、監督に言われた通り、内容がまだまだな部分がたくさんあったと思う。すぐに順天大戦が控えているので、疲労の回復などをやっていきたい。(リベンジに向けて準備は)相手の2トップの1人が下がってできたスペースをボランチセンターバックがどう埋めるかという守備の部分を監督から言われていて、それを意識してプレーしていた。(アシストの場面は)昨日の紅白戦で同じような場面があり、シュートミスしていたので、自分で打つという選択肢もあったが、良いポジションにいた坂本にパスした。(坂本選手の特徴は)左足のパンチ力あるシュートや素早いドリブルからのチャンスメイクが特徴だと思う。(ボールを保持される時間が続いたが、その時の守備は)後半は相手のペースになっていて、自陣で守備することが多かった。ボールを奪った時にディフェンスライン上げたり、奪った後の1本目のパスの質を上げていければ、もっと前にいけるチャンスが増えると思う。
(次節は)相手は3連勝しているが、これに勝てれば自分たちも順位で並べるので、勝ちにこだわって戦いたい」

◆坂本和雅(3)
「(今日は)苦しい1-1で出ることになったので、勝ち点3をとるために点を取ってしっかりやるべきことができてよかった。(監督からは)ただ「点を取ってこい」とだけ。(自分の強さは)左足だけは負けないように。1対1で絶対に負けないように意識している。(ゴールシーンは)熱川からサイドからの攻撃でパスが来ることはわかっていたので、準備してファーストタッチがうまくいった。フリーだったので、ゴールに入ることがもう見えていて、あとは枠に入れるだけだった。今年に入ってから、ゴール前で短くパスをちゃんとつなぐということを意識し始めるようになったが、今日はそれがしっかり発揮できた。(自分は)試合に出られたら頑張る、という意識でやっている。自信はなかったが、相手が疲れていたのであとは走るだけだった。第1節で途中出場した時は、点を決めきることができなかったので、今日はきちんと点を決められてよかった。サイドが起点となって、攻撃が展開されていたので。サイドからクロスをあげれば何とかなると思っていた。 (次節は)出ることが出来たら、ちゃんと自分の仕事をこなしたい」

◆星キョーワァン(法2)
「(今日は)前半は絶対失点しないでいこうと思っていた。その中でセットプレーという自分達の強みで先制点を取れたのは大きかった。(セットプレーは)練習通りの形。ドンピシャでは合わせられなかったが、こぼれ球も常に狙っていた。ゴールはゴールなので嬉しい。(守備は)自分達が自主的に守備できている部分もあったが、失点した時間帯とかはラインも全然上げられていなくて、相手にセカンドボールを拾われて二次、三次攻撃をされていた。そこは課題かなと感じた。(相手は中に入ってきて)自分達のバックラインが引いて、バイタル(エリア)が空いちゃった。そこをもっと押し上げていかないと、次の順天もバイタルを狙ってくるチームなので、やられてしまう。そこはしっかり今週改善して、自分達が主導権握りながら守備できるようにやっていきたい。(自身のパフォーマンスやコンディションは)連戦でもっとキツいかなと思ったが、その中でもまだ動けたかなという感覚ではある。時間は空くのでもっといいコンディションで次に臨めるように準備したい。(時々上田選手とポジションチェンジをしていたが)チームでファーストのヘディングは基本的に上田さんが競るという約束というか流れがあったので、その度にポジションは交代しながら、でも自分のところにきたら自分が行くというニュアンスだった。(逆転ゴールへの気持ちの持っていき方は)失点して点を取りにいくしかなくて、そしたら勢いもついて、ラインも上がるようになってあいうゴールが生まれたと思うので、常にラインを積極性に高く保ってやれば厳しい時間も越えられるという実感を得たので、そこは自分達で意識していきたい」

なお、次節は5月7日、味の素フィールド西が丘にて14:00から順天堂大と対戦する。
味の素フィールド西が丘
〒115-0056
東京都北区西が丘3-15-1
都営地下鉄三田線本蓮沼」駅より徒歩10分
・JR「十条」駅より徒歩20分、または「赤羽駅西口」行バス乗車、「国立西が丘競技場」下車、徒歩3分
・JR「赤羽」駅西口より「池袋」行、「日大病院」行バス乗車、「国立西が丘競技場北門」下車、徒歩5分、または「トンネル経由 赤羽車庫」行、「王子駅」行乗車、「国立西が丘競技場」下車、徒歩3分


CKの際に集う星、高橋、上田

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